34.感染と伝染の違い
感染とは
感染とはウイルスや寄生虫、細菌などの病原体が体内に侵入することを言います。
そしてそれら病原体が引き金となり病気を発症してしまうことが、感染症の概念だといわれています。
伝染とは
伝染とは、感染症を発症した動物や人が、自身の体内に保有している病原体を第三者の生き物に移した後、病原体を移された第三者が発症することを言います。
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感染と伝染の区別
感染と伝染は、英語圏では的確に区別されていますが、日本の場合は感染も伝染も同じ様に使用されています。
英語圏での使い方とは
感染はinfection(インフェクション)、伝染はtransmission(トランスミッション)と明確に区別されています。
自分が感染することはinfection(インフェクション)、第三者に感染させることはtransmission(トランスミッション)と明確に区別されています。
日本での使い方とは
『インフルエンザに感染した(感染)』、『〇〇さんからインフルエンザを感染させられた(伝染)』と感染も伝染も同じ使い方がされています。
これを正しく言うと『インフルエンザに感染した』はそのとおりですが、『〇〇さんからインフルエンザを感染させられた』は『〇〇さんからインフルエンザが伝染した』。
要するに日本語では、自分が病原体に感染すると人に病原体を移す(感染)は同じ様に使われ間違いではありません。
written by 血液の鉄人
記事執筆日
2022年12月20日。
34.感染と伝染の違い
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