35.HIVとAIDSの違い
HIVとは
HIVとは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)のことで、 人の免疫を司るTリンパ球やマクロファージ(CD4陽性細胞)などに感染し、免疫機能を低下させるウイルスです。
HIVがTリンパ球やマクロファージ(CD4陽性細胞)などに感染した結果、これらの細胞の中でHIVが増殖し、 破壊していくことから免疫に大切なこれらの細胞が体の中から徐々に減っていき、
その結果免疫機能が低下し 普段は感染しない病原体にも感染しやすくなり、さまざまな病気を発症するようになります。
このウイルスは、HIV1型とHIV2型があります。
AIDSとは
AIDSとはAcquired Immuno-Deficiency Syndrome(後天性免疫不全症候群)と言います。
HIVに感染して免疫機能が低下して、代表的な23の疾患を発症した時点でAIDSと診断されます。
要するにAIDSはHIVによって引き起こされる病気なんです。
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HIVとAIDSの区別
HIV感染=AIDSということではありません。
HIV感染は症状でわかるのか?
HIVに感染すると感染から数週間以内にインフルエンザに似た症状が出ることがありますが、この症状は他の感染症でも引き起こされますので 症状からはHIVに感染しているかどうかを確認することはできません。
それぞれのHIV検査に適した時期に検査を受けないと、HIVの感染の判断はできません。
written by 血液の鉄人
記事執筆日
2023年02月20日。
35.HIVとASIDSの違い
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