古来よりヨーロッパには、モモイロペリカンの母鳥は飢餓の時には、自分自身の血液でヒナを育てるという伝説があり、 そのため、
モモイロペリカンは“慈愛の鳥”と称されています。
このことから、諸外国ではモモイロペリカンは“輸血のシンボル”として使用されています。
また、これが転じて“献血推進キャンペーンのシンボル”としても使用されています。
したがってモモイロペリカンは、自分自身の血液でヒナを育てるというのは単なる伝説です。
しかし、自分自身の血液を与えてまでヒナを育てるという伝説からして、モモイロペリカンはいかにヒナを大切に育てるか想像がつくのでは。
自分の子供を虐待する親が多い当節、モモイロペリカンの血液を少し分けてもらい、見習ったらどうかと思いたくなります。
いずれの切手もモモイロペリカンの母鳥が自分の血液をヒナに与えている光景が描かれています。。
モモイロペリカン切手
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郵便税切手 自分の血液で雛を育てる モモイロペリカン 1964年 モザンビーク発行 |
赤十字付加金切手 自分の血液で雛を育てる モモイロペリカン 1956年 ベルギー発行 |
オランダ赤十字90年記念切手 自分の血液で雛を育てる モモイロペリカン 1957年 オランダ発行 |
モモイロペリカンの母鳥は自分の血液でヒナを育てるというのは本当?│血液物語目次|新 医学と切手の極意