17."いきなりエイズ率"とは
性感染症検査キット
"いきなりエイズ率"とは何
わが国では、HIV感染とAIDS発症の指標として"いきなりエイズ率"が2000年代半ばからマスコミに取り上げられ一般に使用されています。
"いきなりエイズ率"とは,HIVの感染を知らずにAIDSが発症した事例の割合とされていますが、実際には新規HIV感染報告事例+新規AIDS発症報告事例に 占める新規AIDS発症報告事例の割合で表されています。
"いきなりエイズ率"とはマスコミを中心に用いられており,厚生労働省エイズ動向委員会による『エイズ発生動向年報』においては,これまでに HIV/AIDS関連の正式な統計指標として"いきなりエイズ率"の名称が使われたことはありません。
"いきなりエイズ率"が低いということは何を意味するのか
要するに"いきなりエイズ率"が低いほど、エイズを発症するまでHIV感染を自覚することのなかった者の占める割合が少なく、 比較的早期に診断できている者の割合が多いこととなります。
このことは不安な行為をした人の多くが積極的にHIV検査を受けているということになります。
"いきなりエイズ率"が高いということは何を意味するのか
気づいた時には既にエイズを発症しているという事例が多いことを意味します。
高いということは、不安な行為をした人で積極的にHIV検査を受けている人が少ないということになります。
最近のエイズ発症時期は
一般的には、HIVに感染後エイズ発症までには、5年以上を要しますが、最近では3年前後でエイズを発症する症例が増加しています。
"いきなりエイズ"とは何
"いきなりエイズ"とは、HIVの感染が判明したときには, すでに免疫能が著しく低下して日和見感染などを合併した状態で、エイズを既に発症してしまってい 状態を言います。
日本における"いきなりエイズ率"の現状
"いきなりエイズ"は毎年400件以上(新規HIV報告数の約3割)も報告されているのが現実です。
不安な行為をしてもHIV検査を受けない人が多いことから、実際の国内HIV感染者数は報告件数を大幅に上回っているとことが懸念されています。
このことからして更に"いきなりエイズ"は増加すると懸念されています。
近年、我が国における"いきなりエイズ率"は、30%と横ばい推移していますが明らかな減少傾向とはなっていません。
※2017年は29.5%※
これは不安な行為をしても検査を受けない人が依然として多いことを物語っています。
大切なことは、不安な行為をしてしまったときにはHIV検査を受けられる適切な時期が来ればHIV検査を必ず受けるということです、 これが"いきなりエイズ"を減少させることになります。
よく体調不良やいろいろの症状から感染を云々する人が多いですが、HIV感染は適切な時期にHIV検査を受けないとわかりません。
検査に行く時間がない、恥ずかしい、しかし感染不安があるときは!!
もしかして性病?心配なまま放っていませんか?
◆性病検査 STDチェッカー◆
はプライバシー対策万全の在宅検査キットです。
written by 血液の鉄人
17."いきなりエイズ率"とは
│
AIDS a la carte
|
新 医学と切手の極意