交換輸血について


交換輸血等のリスクは?




交換輸血とは新生児溶血性疾患の治療法のひとつです。
この目的は、
1.ビリルビンの除去
2.抗D抗体等の免疫抗体が吸着した新生児の赤血球の除去
3.母親から新生児に移行した抗D抗体等の免疫抗体の除去


交換輸血に使用する血液は、Rh不適合の場合ABO式血液型は新生児と同じ型でRhマイナスの血液を使用します。
交換輸血の方法は、末梢の静脈から新生児の血液の抜き取りと輸血を交互に繰り返し新生児の悪い血液を抜き取りながら新しい血液を輸血します。
安全性は、長年にわたり行われ技術的には確立されていますので、何の問題もありません。
交換輸血で新生児に輸血された血液は、新生児が自分の血液を作りますので、少しづつ自分自身の血液に置き換わり、輸血された血液はやがて体内から無くなります。

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