2.新型コロナウイルスの検査の信頼性は如何に
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新型コロナウイルスの検査方法とは
2020年2月15日時点では、新型コロナウイルスの簡易検査はありません。
検査法としてはPCR検査のみです。
新型コロナウイルスのPCR検査とは
このPCR検査は検査が難しく、かなり熟練した者が実施しないと偽陽性や偽陰性が高頻度で起こります。
更に1日に実施できる検査数も限られています。
HIVのリアルタイムPCR検査のような全自動の機器の導入はされていないはずです。
新型コロナウイルスのPCR検査信頼性は
検査のことはよく報道されていますが、以下のことに付いては一切触れられていません。
1.検査方法についての説明
2.1日に何人かの検査が可能か。
3.検査の信頼性、偽陽性・偽陰性の発現頻度
検査が陰性であれば感染なし、陽性であれば感染しているとは即言えません。
現実100%完全な検査は存在しないため、ある程度のエラーが起こります、これはどの様な検査でもありえますが、検査についての
情報がまったくなく得られないことに対して本当に信頼性のある検査が実施されているのか疑問に思わざるを得ません。
検査の判定パターンについて
検査の判定とは、以下の4つのパターンが存在しています。
1.真の陽性(感染していて陽性)
2.偽陽性(感染していないのに陽性)
3.真の陰性(感染していなくて陰性)
4.偽陰性(感染しているのに陰性)
1と3の場合は何の問題もありませんが、2と4の場合は検査判定はエラーということで問題が発生しているわけです。
どの様な検査でも陽性が出ても真の陽性と偽陽性の区別がつかないことと、陰性の場合も同様に、真の陰性と偽陰性の区別がつかない事が起こることは防ぐことはできません。
この偽陽性と偽陰性の対応が取られていないといくら良い検査を行っても無意味がなのです。
現在実施されているPCR検査の信頼性は
今回流行している新型コロナウイルスPCR検査については、実施している検査の正確さを示す感度と特異度については未だ報告されていません。
PCR検査は、検体から得られた新型コロナウイルスの遺伝子を化学的に増やして(増幅)、遺伝子レベルで新型コロナウイルスを特定する方法です、
そのため、一般な考え方としては、感度も特異度もかなり100%に近い値になるのではないかと思われがちですが、それは大きな間違いなのです。
新型コロナウイルスの遺伝子の安定性や検査技術の精度管理に不確実性が絶対に存在します。
HIVのPCR検査が導入された初期には、偽陽性率が数10%以上も存在していた事実もあります。
のどの粘膜からの検体の採取方法、採取部位によっては的確にウイルスを捉えない場合もあり得るので、感度が特異度よりも低くなる可能性も当然ありえます。
また新型コロナウイルスに感染してからどの時期から陽性になるというデータもありません(ウインドピリオドの問題)。
これらのことからして、陽性イコール感染あり、陰性イコール感染なしとは言えないのです。
国や専門機関は現在実施されているPCR検査について説明する義務と責任があります。
性病検査 STDチェッカー
written by 血液の鉄人