25.エラー・カタストロフ(ミスによる破局)とは何?
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エラー・カタストロフ(ミスによる破局)とは
ドイツの生物物理学者でノーベル化学賞を受賞したマンフレート・アイゲン(1927〜2019)が1971年に提唱したもので、"ウイルスは変異しすぎると自滅する"ということです。
生物のゲノム(DNAの全体)のもつ情報や化学物質に次第にエラーがたまってある処まで来と、急にコントロールがきかなくなり、細胞の機能が悪くなって死んでしまという。
その後 、さまざまなことが明らかになってきていますが、ウイルスが増殖する際、複製のミスが起こると、変異株が生まれます。
デルタ株のような強い複製能力を持つ変異株が生まれたのも元々はミスコピーの結果ですが、しかし増殖が速ければ、それだけ多くの複製ミスが起こり、 その結果、ある限界を超えると、今度はそのウイルスの生存に必要な遺伝子までも壊してしまい、ウイルスが自壊してしまいますこれが"エラー・カタストロフ"なのです
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エラー・カタストロフと新型コロナウイルスとの関連性
1889年から世界的に大流行したロシア風邪や、1918年から流行したスペイン風邪など、歴史的なパンデミックの事例を見てみても、増減を繰り返した後、 突如、収束に向かうことからエラー・カタストロフが起こっているからと考えられています。
コロナウイルスは人の細胞に入り自らの遺伝情報を複写して増殖していきますが、本来なら複写ミスを防ぐ「校正機能」が働きますが、 ミスをチェックする機能が変異して壊れると増殖のスピードが速くなる一方、情報の読み間違いによって増えたウイルスは質が悪いため、 弱って自然に淘汰され自滅していくとされています。
記事執筆日
2022年2月13日。
written by 血液の鉄人
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