梅毒の初期硬結はどこにいつ頃どのようなものができるのですか?
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梅毒の初期硬結から解説します
梅毒の初期硬結は、梅毒トレポネーマに感染後3週間から3ケ月程度で、梅毒トレポネーマが侵入した部位に出現し、殆どの場合一箇所で複数箇所にはできません が、極めて稀に複数個できることもあります。
ニキビと間違えやすいこのしこりは、ほとんどの人が全く痛みを感じませんが、稀に痛みを感じる人もいます。
初期硬結は徐々に広がるほか、周囲の湿潤がとひどくなり、中心に潰瘍(くぼみ)が現れます、これが「硬性下疳」です。
その後しこりが硬くなり、中心に潰瘍、キズができますがこれを硬性下疳と呼びます。
そして特に痛みやかゆみはありませんがさらに進行すると近くのリンパが腫れます、性器にで両側の股の付け根のリンパ腺が腫れますが特に痛みはありません。
治療をしなくてもこれらの症状は2、3週間でなくなり無症状になります。
初期硬結のできる場所は
男性の場合は、「亀頭」「陰茎」「亀頭と陰茎の間の部分(冠状溝)」「性器周辺の皮膚」肛門にできます。
女性の場合は、「膣内」「大陰唇」「小陰唇周辺の皮膚」肛門にできます。
男女ともにキスやフェラチオ、クンニリングスによって口唇や口の中、指にもできます。
初期硬結の特徴
梅毒トレポネーマが侵入した感染部位にできる小豆から大豆くらいの大きさで中心部が非常に硬く、不自然に盛り上がっていることが特徴です。
ニキビと間違えることも多いこのしこりは、ほとんどの人が全く痛みを感じませんが、稀に痛みを感じる人もいます。
初期硬結は徐々に広がるほか、周囲の湿潤がとひどくなり、中心に潰瘍(くぼみ)が現れますが、これが硬性下疳です。
痛そうな見た目をしていますが見た目はとても痛そうですが、痛みはほとんどの人にはなん、また痒みもありません。
治療せずに放置していても、出現してから2〜3週間後には跡形もなくきれいに無くなりますので、治ったと勘違いしやすいわけですが、実際は梅毒トレポネーマ体内には潜伏しており、症状が進行していくので注意が必要です。
初期硬結に関してよくある質問
よく相談者から以下のような質問を多く受けますので、その質問にお答えしておきます。
質問1:『キスを含めたオーラルセックスをしないで性行為だけをしたところ、3週間後に唇にできものができましたがこれは初期硬結でしょうか?』。
回答:『性器に梅毒トレポネーマ感染があり、その性器と口との接触がなければ口には初期硬結はできずに、接触した性器に初期硬結ができます』。
質問2:『女性性器に傷のある指を入れ、その後その指に硬いデキモノができましたが、これは初期硬結でしょぅか?』。
回答:『女性が梅毒トレポネーマに感染していて、膣に病変があれば膣内に指を入れ、その指に傷があればその傷口から梅毒トレポネーマが侵入してそこに初期硬結ができます』。
質問3:『出会い系サイトで知り合った男性とコンドームをつけて性行為をした後、左乳房横にニキビのようなデキモノができ、触るとコリコリして痛いです、 これば梅毒の初期硬結でしょうか?行為の際には乳房には全く触れられていません。』
回答:『梅毒トレポネーマ感染による初期硬結は、梅毒患者と接触した箇所にできますので、 今回仮に梅毒トレポネーマに感染してできるのであれば初期硬結は性器にできます、乳房に触れられていなければ乳房やその周囲には初期硬結はできません。 したがってこのデキモノは初期硬結ではなく、たんなるデキモノです。』
梅毒トレポネーマは、病変と接触した箇所に初期硬結ができます、要するに梅毒トレポネーマの侵入した箇所にしか初期硬結はできません
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記事執筆日
2024年10月3日
written by 血液の鉄人
梅毒の初期硬結はどこにいつ頃どのようなものができるのですか?
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