医事通信(2009年09月27日号)



2009年四半期(2009年3月30日〜2009年6月28日)、過去3カ月でHIV感染者は266人!!!



2009年9月25日厚生労働省は、2009年3月30日から2009年6月28日までの四半期に新たにHIVに感染した人は、感染者数は266人で、これまでで7番目に多かったと発表しまた。

また、AIDSを発症した患者は116人で、過去4位となっています。

保健所でHIV検査を受けた人は、1〜3月は約4万6千件でしたが、4〜6月は約3万7500件、相談件数は約5万8千件から約4万9千件へと落ち込んでいます。

この原因は、5〜6月に新型インフルエンザが流行した関西圏で保健所が新型対策に追われたことなどが影響したと推測されています。

4〜6月にHIV検査を受ける人が通常通りであれば、感染者数はさらに増加した可能性があるとコメントしています。

HIV感染者の内訳は、

男性は248人、女性は18人。

感染経路は、

同性間の性的接触が172人、異性間の性的接触が61人。

年代別では、

30代が105人と最多で、20代、40代が続き、10代も7人に上っています。

AIDS患者の感染経路別は、

同性間の性的接触が59人と最多で、うち57人が日本国籍の男性。

異性間の性的接触は32人。

HIV感染者およびAIDS患者は、今後も増加の一歩をたどる可能性が高いことから、各自がHIVに対する正しい知識を身につけて、hIV感染を正しく予防する必要があります。

written by 血液の鉄人



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