医事通信(2013年01月18日号)
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HIVのタンパク質を改変する事によってHIVの増殖を抑制!!
2013年1月、オーストラリアの研究所が科学雑誌『Human Gene Therapy』に、HIVのタンパク質を変異させることにより、ヘルバーT細胞内でのHIV増殖を止める物質に変える方法を発見したと、
発表しました。
HIVの増殖を助ける働きを持つHIV内のタンパク質を、非常に強力な阻害物質に改変し、HIVの攻撃対象であるヘルバーT細胞細胞に導入すると感染後のHIVの増殖速度を抑えることに成功したということです。
この改変タンパク質は"ナルベーシック"と命名されました。
これは、実験室内での結果ですから、今後動物実験を行い安全性を確認してから、人への臨床実験を行うまでにはかなりの時間がかかります。
これが治療法として活用されれば、HIV感染患者は抗HIV薬による多剤併用療法から開放されることになりますが、"ナルベーシック"を使った新薬開発の実現までには程遠く、
"ナルベーシック"を使った治療の開始には10年以上はかかると指摘する専門家もいます。
何れにしてもこの"ナルベーシック"と命名された改変タンパク質が実験室内だけの結果に終わってほしくないものです。
一人悩むよりまずは検査を!!
written by 血液の鉄人
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