医事通信(2013年02月25日号)
第132回エイズ動向委員会報告
2013年2月22日、厚生労働省のエイズ動向委員会は、2012年10月1日〜12月30日迄の3ケ月間の新たなHIV感染者数が、257件と僅かに減少したが、新規AIDS患者数は114件とほぼ横ばいであったと発表。
新規HIV感染者の内訳
1.同性間感染 184件
2.異性間感染 45件(男性 34件、女性 10件)
3.薬物注射 1件
4.推測される感染経路が複数ある 2件(男性 2件)
5.感染経路が不明 25件(男性 24件、女性 1件)
6.年齢別では、 20〜30 代が多い。
新規AIDS患者の内訳
1.同性間感染 62件
2.異性間感染 30件(男性 24件、女性 6件)
3.薬物注射 1件
4.推測される感染経路が複数ある 1件(男性 1件)
5.感染経路が不明 21件(男性 20件、女性 1件)
6. 年齢別では、40歳以上が約61%。
まとめ
世界報告と比べて、新規HIV感染者報告数は減少しているように見受けられますが、新に減少しているのではなく
一次的な側面としての減少と考えるべきで、今後共HIV感染者は増加すると推測されます。
一方新規AIDS患者数はほぼ横ばいとなってますが、検査を受ける人の減少に比例して"いきなりエイズ"の発現率が増加しています。
"いきなりエイズ"を防ぐためには、早期発見・早期治療が必要ですから、感染する可能性のある危険な行為をしてしまった時には、検査を受ける適切な時が来れば
必ずHIV検査を受けることです。
しかし一番大切な人は、感染するような危険な行為をしない!!次に正しい感染予防対策を取ることが大切です。
相変わらず"いきなりエイズ"も多く見られることから、
"いきなりエイズ"にならないように十分注意をして欲しいものです。
HIVに感染する可能性のある行為をしてしまったら、必ず検査を!!!
病院や保健所に行きづらいと言って検査を受けないのではなく、まずは自宅検査キットで検査を!!
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written by 血液の鉄人
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