医事通信(2014年03月02日号)
第136回エイズ動向委員会
2014年2月28日、厚生労働省のエイズ動向委員会は、2013年9月30日〜2013年12月29日迄の平成25年第4四半期の集計報告をしました。
その内訳は、新規HIV感染者は295人、新規AIDS患者は108人。
新規HIV感染者の内訳
1.同性間感染 205件
2.異性間感染 51件(男性 42件、女性 9件)
3.母子感染 0件
4.静注薬物乱用 1件(男性 1件)
5.推測される感染経路が複数ある 2件(男性 2件)
6.感染経路が不明 36件(男性 32件、女性 4件)
7.年齢別では、 20〜30代が多い。
新規AIDS患者の内訳
1.同性間感染 59件
2.異性間感染 25件(男性 21件、女性 4件)
3.母子感染 0件
4.静注薬物乱用 3件(男性 3件)
5.推測される感染経路が複数ある 2件(男性 1件、女性 1件)
6.感染経路が不明 19件(男性 17件、女性 2件)
7. 年齢別では、30〜40代が多い。
HIVに感染する可能性のある行為をしてしまったら、必ず検査を!!!
病院や保健所に行きづらいと言って検査を受けないのではなく、まずは自宅検査キットで検査を!!
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まとめ
1.新規HIV感染者報告数は増加し、新規AIDS患者は横ばい。
2.輸血によるHIV感染が報告されたこともあり、保健所でのHIV検査数は大幅に増加。
3.HIVに感染してAIDS発症まで数年かかることから、過去の感染者の増加と未検査の人の多さが患者の増加につながっている可能性があると推測されます。
4.AIDS発症後に見つかる人が依然多いことから、危険な行為をすれば必ず適切な時期にHIV検査を受ける必要があります。
5.HIV感染を早期に発見し、早期に治療することによりAIDSの発症を押さえ込めることを十分認識してほしいものです。
6.今回も相変わらず"いきなりエイズ"が多く見られることから、
"いきなりエイズ"にならないように十分注意をして下さい。
written by 血液の鉄人
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