医事通信(2015年03月07日号)
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感染して3年でAIDSを発症させる新型HIVが出現!!
キューバでAIDS発症の異常に早い新型HIVが出現し問題になりつつあります。
誰が報告したのか?
2015年2月16日、キューバペドロ・コウリ熱帯医学研究所を中心とする研究グループが、医学誌セル誌やランセット誌と協力関係にあるオンライン医学誌、Eバイオ・メディシン誌
に報告しています。
このHIVのタイプは?
このHIVの特徴とは?
このHIVの特徴は、感染すると極めて早期にAIDSを発症させることです。
一般的には、HIVに感染してからAIDSを発症するまでは、個人差はありますが数年から10年程度かかるとされています。
しかし最近では、5年程度と発症時期が早くなりつつあります。
キューバで発見されたHIVは、感染から発症までの時間が3年以内という異常に進行が早いのが特徴です。
この新型HIVとはどのようなタイプなのか?
新型のHIVというのは、"CRF19株"と呼ばれています。
"サブタイプD"+"サブタイプA"+"サブタイプG"+"サブタイプD"と呼ばれる複数のHIVが組み合わさって出来た新種のHIVです。
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HIVが組み合わさって新種が出来るのは珍しいのか?
HIVその物が組み合わさって新種が出来るのはの珍しくなく、ほかにも複数のHIVが組み合わさって出来たHIVは存在します。
※※"CRF"という名前は、合体していることを表しています※※
このHIVはAIDSを早く発症させるのか?
HIVは体内に侵入すると通常は白血球の「CCR5」という場所に取り付きます。
その後時間経過とともに「CXCR4」という場所に取り付くようになります。
新型HIVのCRF19が今までのHIVと異なるのは、体内に侵入後すぐに「CXCR」4にいきなり取り付くことです。
これが結果的に白血球を早期に侵し、AIDSの発症を早めていると考えられています。
この新型HIVのこの特徴について、組み合わさっている"サブタイプD"が一因と考えています。
"サブタイプD"は、強力な酵素「プロテアーゼ」を持っていることから、
この強力な酵素「プロテアーゼ」は、感染先の細胞のタンパク質を分解する役割を持っていて、細胞のタンパク質が分解されるとそれが次のHIVの材料になって行きます。
新型HIVの"CRF19"は、増殖が早いためにAIDSの進展が異常に早くなると研究グループは想定しています。
今後の展望は
現時点では、ここに紹介したことしか分かっていません。
今後新しい情報を入手でき次第逐一報告いたします。
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written by 血液の鉄人
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