医事通信（２０１５年０５月０２日号）
家庭で簡単に検査できるHIV検査キットがイギリスで発売される!!
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2015年４月、誰でも簡単に家庭でできるHIV検査キットがイギリスで初めて発売開始となリましたので、知り得た範囲内で紹介します。
キットの検査原理
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イムノクロマト法を応用した迅速抗体検査です。
キットの名称は
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BioSure社が開発を行った"HIV Self Test"と呼ばれるものです。
検査手技は
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付属の穿刺器具で指を穿刺し、出てくる血液をテストデバイス(検査チューブ)下部の吸込口に触れると自然に吸い込み口から
血液が吸い上がるので、このテストデバイスを垂直に立てて
15分間静置し肉眼でラインを確認する。
検査をする適切な時期は?
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不安な行為から３ケ月経過して受ける必要があります。
３ケ月より前に検査をすると信頼できる結果は得られません。
検査の信頼度は
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不安な行為から３ケ月経過後に受けると99.7％と極めて高い信頼度の有る検査キットです。
だれでも簡単にできる高精度に血液検査キットです。
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検査結果の判定
テストデバイスを判定ガイドブックのテストデバイスホルダーにセットして、説明書に従って判定する。
(左)テストデバイス上部のコントロールラインに赤いラインが認められるが、その下の判定ラインに赤いラインが認められないので"陰性"
(中央)テストデバイス上部のコントロールラインとその下の判定ラインに共に赤いラインが認められるので"陽性"
(右)テストデバイス上部のコントロールラインに赤いラインが認められないことから検査が正しく行われていないと判断し、"再検査"
※テストデバイス上部のコントロールラインに赤いラインが認められない場合、判定ラインに赤いラインが認められても認められなくても検査が正しく行われていないと判断し、"再検査"※
この検査キットの利用方法
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イギリス国内では慈善団体がこのHIV検査キットの無料配布を行うことでこれまで、HIV検査を受けてこなかった人達に、
HIV検査を行うように呼びかけています。
残念ながら日本ではこのようなことは無いと思います。
今後の展望は
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イギリス国内ではこうし簡易HIV検査キットが普及することによって、早期のHIV診断が行えるようになり、ひいてはHIV患者の生存率拡大にもつながるものと
期待が高まっています。
日本でこの検査キットは入手可能なのか
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日本では医療機関で使用する検査キットは全て厚生労働省の認可がないと使用できません、国内のメーカがイギリスから輸入して
検査データを揃えて厚生労働省に認可申請をし、厚生労働省が承認しない限り日本国内での利用は不可能です。
当然自宅で検査を出来るように販売することも出来ません。
従って現時点では正式には日本国内では使用できません。
個人輸入は可能なのか
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各人の事故責任のもと個人輸入して個人が利用することは可能です。
但日本国内でイギリスのメーカに対して輸入代行をしてくれる業者がないと、個人的には輸入は難しいのが実情です。
検査キットの価格は
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£29.95(約2482円)ですがこれはイギリス国内の販売価格ですから、日本での価格はこれ以上に高くなります。
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written by 血液の鉄人
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