医事通信(2017年05月13日号)
2017年05月13日号
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HIV感染者の平均寿命が治療によって伸びる
2017年5月4日英ブリストル大学の研究で明らかとなる。
1996年に治療を開始した人よりも2010年に20歳で抗レトロウイルス薬(抗HIV薬)の治療を開始した人は、 平均余命が10年長いという報告がされています。
※以後抗レトロウイルス薬を抗HIV薬と記載します※
HIVの治療が成功している理由とは
1.HIVの治療がこれほどまでに成功しているのは、副作用が少ない抗HIV薬の新薬が開発されていることと、 HIVの遺伝子転写による増殖を止める効果が高まったおかげ。
2.最新の抗HIV薬については、HIVが薬剤耐性を持ちにくくなっている。
3.HIV検査の技術が著しく進歩・感染予防活動・HIV感染にともなう各種の健康問題への治療が向上していることも、 平均余命の延長に役立っている。
抗HIV薬による治療法の進歩
抗HIV薬の治療は、体内のHIV活動を抑えるため3種類かそれ以上の薬を組み合わせて行う 治療法が効果を著しく良くしている。
HIV治療の進歩は、"医療における過去40年で最も偉大な成功のひとつ"とされているほど著しい効果を発揮している。
抗HIV薬はHIV感染者の平均寿命をどれほど伸ばしたのか
2008年以降に、血液中のHIVの量が低い状態で抗HIV薬治療(ART)を始めた20歳患者の治療開始1年後 の平均余命は78歳で、これはHIVに感染していない人とほぼ同じとなっています。
抗HIV薬の効果は何故得られるのか
抗HIV薬による治療では、3種類かそれ以上の薬を組み合わせて使用しHIVの遺伝子転写を抑え、HIVが免疫システムを攻撃するの を予防し、感染拡大を食い止めることにより効果が高くなっています。
近年開発された抗HIV薬は特にその効果が高く、副作用が抑制されています。
治療について大切なことは
HIV感染を早く知り、早く治療すればするほどその効果は高くなります。
そのことから世界保健機関(WHO)は、HIV感染判明後には可能な限り早期に抗HIV薬の治療を開始するよう推奨しています。
しかし現実は、HIV感染の事実を知らずにいる人が未だに多く存在するが現実です。
"いきなりエイズ"の報告例が依然として多いことがこれを物語っています
今後の課題
1.HIVに感染する可能性のある行為をしてしまった時には、適切な時期にHIV検査を必ず受ける。
2.HIV感染が判明した時点で可能な限り早く治療を受ける。
3.治療を開始すれば、自己判断で服用をやめたり、薬の減量をしないで医師の指示に従う。
4.より副作用が少なく、HIV耐性が出来にくく、一日の服用数が少ない量で済む効果的な抗HIV薬の登場を期待。
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written by 血液の鉄人
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