2017年08月11日号
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先天性梅毒が増加!!
先天性梅毒の現状 妊婦健診の充実した現在、先天性梅毒は皆無であるということは幻想にすぎないことが判明しました。
2011〜2015年にかけて先天性梅毒の赤ちゃんは21人で、その内5人が死亡しているという調査結果が日本産科婦人 科学会が明らかにしています。
先天梅毒の赤ちゃんは、2011年から2013年にかけては患者発生はゼロでしたが、2014年に8人、2015年は13人と増加し、その内の5人が死亡し、抗菌薬で治療したものの後遺症が残った赤ちゃんも4人います。
先天性梅毒の増加は何を意味するのか?
先天性梅毒の増加は、若い女性の梅毒患者の増加を裏づけています。
驚くべきことには、先天梅毒の赤ちゃんを出産した妊婦の約80%は、定期的な妊婦健診を受けていなかったことです。
先天性梅毒は予防可能なのか?
驚くべきことには、先天梅毒の赤ちゃんを出産した妊婦の約80%は、定期的な妊婦健診を受けていなかったことです。
当然妊婦健診を受けていれば、先天性梅毒は防げたと考えられています。
梅毒は適切な抗生物質の使用によって完治します。
特に妊婦は胎児への梅毒トレポネーマ感染を防止する意味からも、必ず妊婦健診を受ける必要があります。
不幸にして妊娠中に梅毒トレポネーマの感染が判明しても、抗生物質の投与に投与によって先天性梅毒は防ぐことは可能です。
先天性梅毒の感染を引き起こさないための処置とは
妊娠4ヶ月未満の胎盤完成期以降に経胎盤感染により胎児に感染するため、妊娠4ヶ月までに梅毒血清検査を実施し、 胎盤完成期以前に治療(駆梅療法)を始める必要があります。
なお、妊娠中期以降に梅毒に感染した場合は、胎児に感染するまでに6週間を要するため、その間に治療を行います。
特に妊娠34週を過ぎてから梅毒の治療を受けた場合や治療を受けなかった場合、赤ちゃんは高い確率で 梅毒トレポネーマに感染ます。
先天性梅毒予防の今後の対策とは
今後梅毒患者が増えるにつれて非典型例(症状を引き起こさない)症例も増えてくることからして、 「見逃しを防ぐために、どの診療科においても梅毒抗体検査のルーチン化が肝要」となってきます。
要するに各人は梅毒トレポネーマに感染する可能性のある行為をしてしまった時には、適切な時期 に必ず梅毒検査を受けることです。
妊娠した時には必ず妊婦健診を受けることです。
今後の課題
梅毒は深く静かに一般家庭の中にも侵入していますが、これがわからないのが現実です。
梅毒トレポネーマの感染は、コンドームでは完全に予防できなことや、キスやオーラルセックスでも簡単に 感染することを念頭に置いて行動する必要があります。
梅毒トレポネーマの感染リスクが低いと思われる行動での感染も起きていますので、一度でも性行為、 キスを含めたオーラルセックスを経験した人は必ず梅毒検査を受けることをおすすめします。
梅毒患者の増加の裏には、HIV感染者の増加があることを忘れてはなりません。
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written by 血液の鉄人
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