2018年05月10日号
性病検査 STDチェッカー
相変わらず多い"いきなりエイズ"!!
2017年度の新規HIV感染者(AIDS未発症者)の報告数は2016年の1011件から微減の992件、感染に気が付かないままAIDSを発症した 患者の報告数も2016年の437件から微減の415件で、いずれもこの10年では最も少ない報告数となっています(2017年度のHIV/AIDS 速報値:厚生労働省の厚生科学審議会感染症部会エイズ・性感染症に関する小委員会.2018年4月17日発表)。
2017年のHIV感染者1407人の内、415人(29%)が検査を受けた時点でAIDSを発症している"いきなりエイズ"エイズというショッ キングな結果が得られています。
ここで注目すべくことは、"いきなりAIDS率"が2017年度の速報値は29.5%と、この10年横ばい状態ということです。
"いきなりAIDS率"とは
新規HIV感染者およびAIDS患者の合計数のうち、新規AIDS患者の占める割合を言います>
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"いきなりAIDS率"が高いということは何を意味するのか
"いきなりAIDS率"が高いということは、いまだに多くのHIV感染者が見逃されていることです。
"いきなりAIDS"を防ぐ対策とは
2018年1月に改定では、「後天性免疫不全症候群に関する特定感染症予防指針」において、HIV感染の早期発見のためにも 医療従事者は、性器クラミジア感染症、性器ヘルペス感染症、尖圭コンジローマ、梅毒、淋菌感染症、B型肝炎、 アメーバ赤痢等の性感染症の罹患が疑われる者に対して、積極的にHIV検査を実施する必要があることが追記されています。
更に発生動向の調査および分析の強化案として、2019年1月から発生届の届出事項にCD4値を追加することが了承されています。
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CD4値検査は何に役立つのか
CD4値とは、HIV陽性者の免疫力を反映する指標で、CD4値は感染者のほとんどでHIV感染症の進行とともに減少していくことから、 診断時のCD4値を国内全体で収集し継続的に変化を追うことで、国内におけるHIV感染症の早期診断の推進度合いを把握 できる可能性があるということです。
"いきなりエイズ"を防ぐ対策
最近では地方でHIV感染の発見が遅れる傾向があり、検査が受けやすい体制づくりを強化する必要が叫ばれていますが、 行政は何時でも検査を手軽に無料で受けられるような体制を早急に構築すべきです。
検査を何時でも手軽に受けられる体制を造らずして、検査を受ける人が少ないと行政は言いますが、これは本末転倒と思いますが 如何でしょうか?
イベントの時のみに一時的に検査を受けやすい体制作りをするのではなく、恒久的に何時でも簡単に無料でかつプライバシーが 保護された状態で検査を受けられる体制を造るべきと思います。
厚労省は2018年度、働く人が健診センターでHIV検査を追加で受けた場合、費用を助成する事業を一部自治体で始めると言っていますが、 これも検査を受けた人のプライバシーが完全に守られる必要があります。
更に保健所の無料検査日を平日に設定し、検査を受けやすくすると勇ましく花火を打ち上げていますが、果たしてこれが何時まで続くか、 掛け声倒れにならないことを切望します。
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written by 血液の鉄人
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