2018年08月11日号
性病検査 STDチェッカー
依然として梅毒の流行が続いています!!
1990年代以降は年間1000人ほどであった患者が、2013年には1200人を超え、2015年は2690人、2016年は4575人、 2017年は現行の集計となって以降、初めて5000人を突破しました。
さらに、2018年7月29日時点で3820人と今年も昨年を上回るペースで増加しています。
梅毒トレポネーマに感染しても自覚症状がないことも多く、また梅毒検査を受けない人が多いことからして潜在的な患者数はもっと多いと考えられています。
梅毒流行で特に気になること
特に気になるのは、女性患者が急増していることです。
この5年間で患者数は5倍以上になっています。
梅毒は、一般家庭の中にも入り込み主婦などにも感染は広がってきています。
特にその年齢は妊娠・出産の時期と重なり、76%を15〜35歳の若い女性が占め、特に20代前半の感染者数が突出しています。
妊娠中の女性が梅毒トレポネーマに感染し、治療せずに放置すると40%は流産や死産となり、生まれた場合も、肝臓や目、
耳に先天性の障害を引き起こす「先天梅毒」が危惧されます。 胎児が胎盤を通して梅毒トレポネーマに感染するリスクは、60〜80%と極めて高確率なのです。
男子性病8種検査セット
日本国内で梅毒が大流行している原因とは
国内での梅毒流行に関しては、"風俗業の業態が変化し、病気の検査をしていないケースが増加したため"とか、 "梅毒蔓延国から持ち込まれている"など諸説が囁かれてますが、梅毒流行の真の原因は未だ分かっていません。
梅毒患者の大流行の原因はいろいろと取り沙汰されていますが、未だにはっきりとはわかっていません。
梅毒トレポネーマに感染しても症状のない無症候梅毒が多く見られることから感染に気づかない、また梅毒検査を受けな いことが流行の原因の一つと言えます。
更に一度撲滅されかかった梅毒の再流行は、梅毒そのものを十分理解できていない医師が多く、梅毒の診断・適切な梅毒検査が理解できていないから梅毒患者を見逃している場合も多いと性行為感染症の専門家は指摘しています。
【あす楽対応】【送料無料】 梅毒検査キット 自宅で手軽に早期発見! 性病 性感染症 健診 02P09Jul16
梅毒検査キット 自宅で出来る性病検査キット(男女共用) 郵送検査キット 【コンビニ後払いOK】 P09Jul16
梅毒トレポネーマの感染に関して特に注意することとは
梅毒トレポネーマは、感染している人の性器などの患部に多く存在し、性行為によって接触した粘膜や、 皮膚の小さな傷などから侵入し感染します。
その感染力は、HIVなど他の性行為感染症と比べ非常に強く、たった1回の性交で感染する可能性は、15〜30%と非常に 高いのです。
また、性器の接触による性交だけでなく、オーラルセックスで咽頭部に感染したり、アナルセックスで直腸に感染するなど、 性行為の方法によって性器以外の場所にも感染してしまいます。
当然コンドームで完全に感染予防は出来ないことを理解しておく必要があります。
更に何度も申し上げていますが梅毒トレポネーマに感染して性器粘膜がタダレていると、HIVの感染確率が極めて高く なりますので気をつける必要があります。
梅毒トレポネーマに感染するようなリスクのある行為をしてしまった場合は、必ず適切な時期に梅毒検査を受ける必要があります。
梅毒の流行の裏にはHIVの流行が潜んでいるを忘れてはなりません
女子性病8種検査セット
written by 血液の鉄人
医事通信
│
医事通信 バックナンバー
|
新 医学と切手の極意