2019年07月18日号
性病検査 STDチェッカー
この5年間での梅毒患者の急増の不思議!!
淋病、性器クラミジアなどの性行為感染症は、減少傾向にあるのに何故梅毒だけが急増しているのか不思議でなりません。
2015年から梅毒患者の届け出数が急激な増加傾向にありますが、これは届けられた患者のみですから実際はもっと多くの潜在患者が存在
していることになります。
2019年現在でも何故梅毒患者がこれ程急増したかという、真の原因は明らかにされていません。
梅毒患者急増に呈しての厚生労働省の対応
梅毒患者の急増を受けて厚生労働省では、梅毒の発生動向をより詳細に把握することを目的として、
2016年を目途に届出基準を改正し、新たに届出事項として、「性風俗産業の従事歴」・「利用歴や梅毒既往歴」、「妊娠の有無」
などを加え調査資料とするとの方針を打ち出しています。
この5年間での梅毒患者の現状
梅毒は2014年までは同性間の性的接触による感染が多くを占めていましたが、2015年以降は異性間の性的接触に
よる感染が半数以上を占め、2018年ではおよそ90%が異性間の性的接触による感染となっています。
また、2014年の女性患者は7.1%でしたが2016年には36%、2018年には41%と急増しています。
何故異性間性交渉での梅毒患者が増加したのか
なぜ異性間性交渉による患者増加、そして若い女性に患者が広がったのかは、正確な疫学調査は全く出来ていないの
ではっきりしませんが、多くの専門家はオーラルセックスなどの性行動の多様化、SNSなどの普及により複数の人と性交渉する人の増加、
日本の風俗店を利用する梅毒流行国からの観光客の増加などのいくつかの要因が重なった結果との見方をしていますが、
これらも推測の域を出ず真の増加原因とは言えません。
梅毒の真の増加の原因は、国・地方自治体・医師・性行為感染症の専門家からなるチームで徹底的な疫学調査を行わないとわからないと思います。
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気になる行為をしてしまった時には!!迷わず検査を!!
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written by 血液の鉄人
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