2019年12月03日号
性病検査 STDチェッカー
2019年11月17日時点での梅毒患者報告者数が5817人に!!
ここ数年間梅毒は増加傾向にあり、5000人を超えるのは3年連続となり、依然として流行が収束する兆しは全くありません。
梅毒患者100人以上の都道府県名
北海道 121人
埼玉県 186人
千葉県 127人
東京都 1492人
神奈川県 246人
愛知県 316人
京都府 100人
大阪府 930人
兵庫県 256人
岡山県 174人
広島県 122人
福岡県 242人
熊本県 123人
2019年第一四半期から第三四半期までの患者数
○男性同性間感染者数 639人
・早期梅毒 414人
・無症候梅毒 208人
・晩期梅毒 17人
○男性異性間感染者数 1980人
・早期梅毒 1606人
・無症候梅毒 337人
・晩期梅毒 37人
○女性異性間感染者数 1345人
・早期梅毒 838人
・無症候梅毒 500人
・晩期梅毒 7人
現在の梅毒患者急増から考えられること
一昔前までは、梅毒患者は男性同性間感染者が大半でしたがここ数年来男性異性間感染者と女性異性間感染者が増加してきています。
このことは梅毒が風俗店そして家庭内にまで入り込んでいることを意味しています。
また、都市部での患者数の増加が顕著ですが、都市部は検査を受ける人
の数が多いことから見かけ上多い可能性も否定できません。
今の梅毒の流行状態から推測して、全国的に増加傾向にあると考えるべきでしょう。
感染予防対策
梅毒の予防はコンドームを使用しても完全には予防できませんが、使用して感染確率を下げるべきです。
そして、性行為やキスを含めたオーラルセックスをしてしまったときには必ず梅毒検査を受けることです。
梅毒流行の影にHIV流行があることを夢々忘れてはなりません。
もしかして性病?心配なまま放っていませんか?
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梅毒検査を受ける際の注意点
梅毒の専門診療科は皮膚科です、検査は皮膚科で受けることです。
梅毒検査を受ける際の注意点としては、STS検査は不安な行為から4週で受ければ信頼できる結果が得られますが、
偽の陽性反応(生物学的偽陽性反応、BFP:Biological False Positive)の出現リスクが高いことに気をつける
必要があります。
TP検査については偽の陽性反応の出現頻度は低いですが、受ける時期がSTS検査より遅くなります、
すなわち不安な行為から6週以降に受けないと偽の陰性反応の出現リスクが高くなります。
特に保健所で実施している梅毒迅速検査は、TP検査ですから不安な行為から6週以降に受けないと
梅毒トレポネーマに感染していても陰性(偽陰性反応)となってしまいます。
STS検査とTP検査のどちらを受けるかによって受ける時期が異なることを十分理解しておく必要かあります。
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気になる行為をしてしまった時には!!迷わず検査を!!
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written by 血液の鉄人
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