医事通信(2020年04月14日号)

2020年04月14日号



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愛知県衛生研究所で新型コロナウイルスPCR検査を間違う!!

2020年4月11日愛知県による新型コロナウイルスのPCR検査にミスが起き、県は11日に発表した新たな感染者数を28人から4人に訂正した。

愛知県衛生研究所の検査で誤って陽性とされたのは24人。

死亡者1人を含む12人が感染したとされたが、検査を依頼した4人全員が陽性と判定されたことを不審に感じた新城保健所の指摘で再検査をした結果、12人全員が陰性だったことが判明しています。

※その日実施したPCR検査の陽性率が高すぎるときは、偽陽性反応を疑い再度検査をするのが常識ですが、衛生研究所は新城保健所の指摘を受けるまで放置していたのは、全くPCR検査の基本を理解できて いない未熟な人物がPCR検査を担当しているということは明白です※



さくら検査研究所

検査ミスの起きた原因の分析

    本来PCR検査は高度な技術力を必要とする難しい検査法で、検査を実施する者はPCR検査に熟練した臨床検査技師が行います(臨床検査に精通した医師が実施することもあります)。

    検査に未熟なものが実施すると、新型コロナウイルスと関係ない外界の細菌やウイルスの遺伝子を混入させてしまい(コンタミネーション)偽陽性反応を引き起こすリスクが極めて高くなります。

    新型コロナウイルスの流行に伴いPCR検査の急激な増加に伴い、未熟な者が検査を行った結果このようなことが発生したということです。

    PCR検査の偽陽性反応は、HIVのPCR検査が導入されたときに多くの施設で経験した結果、医療施設の検査室や検査専門の会社では、最新の注意をはらい熟練した検査技師が検査を担当して 偽陽性反応の検出を防止しながら検査をしていますが、行政ではこのようなことには頭が回らなかつたと考えられます。

今回のミスは愛知県だけのことなのか

    今回のことは愛知県だけでなく、全国の衛生研究所で起こっているとPCRの専門家は危惧しています。

    当然未熟な技師が検査をすれば偽陰性反応も起こる可能性は否定できません。

    何事も付け焼き刃で実施するものではありません。

愛知県の対応

    大村秀章知事は13日の会見で「陰性だったものを陽性としてしまったことは大変問題、心からおわび申し上げたい」と陳謝し、検査態勢は平日は6人だが土日は2人だったことを挙げ、 「おぼつかないので、土日をさらに増強する。気を引き締めてやるよう、指示をした」と強調していますが、これでは再び間違いは起きる可能性があります。

    検査件数や検査をする人数を増やしても、気を引き締めて検査しても何の解決にもなりません、検査件数は少なくてもPCR検査熟練した技師を検査に当てて 正確な検査を実施する必要があることを理解していません、情けないとしか言えません。



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written by 血液の鉄人



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