医事速報(2024年09月08日号)日本国内初予防目的の抗HIV薬使用承認!!

医事速報2024年09月08日号
日本国内初予防目的の抗HIV薬使用承認!

2024年09月08日から従来の『医事通信』を『医事速報』と改題して、HIVやその他の性行為感染症についての最新の動きを速報としてお知らせしますので、これからもよろしくお願いいたします。



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日本国内での予防目的の抗HIV薬使用の現状

    2024年8月27日までは、日本国内ではHIV感染症の曝露前予防薬は承認されていませんでした。

    2024年8月28日、抗HIV薬「ツルバダ配合錠(一般名エムトリシタビン・テノホビルジソプロキシルフマル酸塩)」 が、HIV感染症の曝露前予防(Pre-Exposure Prophylaxis:PrEP)に対する適応追加の承認を取得しました。

    これはHIVの予防薬が承認されるのは日本国内初となります。

ツルバダとは

    ツルバダは、2005年にHIV感染症の治療薬として承認を取得した薬剤で、2018年と2021年に日本エイズ学会がHIV感染症の曝露前予防Pの公知申請に関わる要望書を厚生労働省に提出し、 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議での判断され、 薬事・食品衛生審議会(医薬品第二部会)での評価を経てHIV-1感染症の曝露前予防の効能または効果が承認されたものです。

ツルバダの作用効果

    ヒト免疫不全(HIV)が宿主細胞に感染するために必要な逆転写酵素の働きを阻害し、HIVの体内における感染拡大を抑える薬剤です。

用法と用量

    一般的な用法としては成人に1回1錠を1日1回経口投与します。

予防効果

    1日1錠の内服を続けることで99%以上の予防効果があるとされ、近年日本でもHIV感染症の曝露前予防薬(以PrEP)としての利用が広がりつつあります。

    米疾病対策センター(CDC)は、正しく使えば性行為によるHIV感染リスクが99%減るとしており、世界保健機関(WHO)のガイドラインでも推奨されています。

    (参考資料:https://www.cdc.gov/hiv/basics/prep.html)

今後の動き

    現在、HIV感染症の曝露前予防は、大都市圏を中心に利用者数が増加しつつありますが、薬が未承認であるがゆえに利用をためらっている人も多く存在していることも事実です

    日本国内でツルバダ配合錠がHIV感染症の曝露前予防薬として承認されることで、HIV感染症の曝露前予防に不安を感じていた人、HIV感染症の曝露前予防を知らなかった人に認識が広がり利用の気運が高まる可能性が考えられます。



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written by 血液の鉄人



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