キスからのHIVを含めた性行為感染症の感染について
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キスをすることからのHIVを含めた性行為感染症の感染について
1.軽いキスの場合
唇と唇を負わせる程度の軽いキスからは、HIVもその他の性行為感染症の感染はありません。
2.ディープキスをした場合。
唾液の中には感染するほどのHIVは存在しないことから、HIVの感染は考えられません。
また、口の中は、物を食べたり、歯が当たったりすることから誰しも少しの出血をしているものです。
少量の血液からは、感染力の非常に弱いHIVの感染は起こりません。
口の中に多量の出血がある相手とディープキスをすれば、当然HIVに感染するリスクは高くなりますが、現実口の中に多量の出血がある場合、ディープキスをするようなことはないはずです。
3.ディープキスからのHIV以外の性行為感染症の感染はあるのか?
相手の口の中に、「梅毒」、「ヘルペス」、「クラミジア」、「淋菌」の感染があれば、非常に高い確率で感染します。
咽頭へ感染する「クラミジア」や「淋菌」は、ディープキスで感染しますし、実際感染した人は多くいます。
検査に行く時間がない、恥ずかしい、しかし感染不安があるときは
4.世界的に見てキスからのHIV感染は報告されているのか?
1997年7月10日、米国疾病対策センター(CDC)は、HIVに感染している男性と【激しいキスをした女性が、キスが原因でHIVに感染した例を確認】と発表しています。
この報告が、キスによるHIVの感染としての初めての事例です。
米国疾病対策センターは、この感染の原因は、「唾液ではなく、男性の口腔内の出血が原因で、通常のキスでは感染しないので、必要以上に心配しないでほしい」と強調しています。
女性にHIVを感染させた米国男性は、既にエイズの症状が出始めており、口腔内に腫れがあり、歯茎から常に出血していた状態で、ディープキスをしていたということです。
男性は性行為の際には、必ずコンドームを使用していたことから、女性へのHIV感染はディープスが原因と判断されました。
更にこの男性は、性行為の前にはいつも歯を磨く癖があり、磨いた後常に出血しており、女性は、男性が歯を磨いた直後、口腔内で出血している状態でこの男性と激しいキスをした
このことから、歯磨きによる歯肉からの出血による血液を通じて感染したと結論づけられています。
激しいキスは出血を伴うこともあり、相手が感染者の場合は注意が必要となります。
キスによるHIV感染は、この特殊な症例が報告されて以来、正式な感染報告は未だ1例もありません。
5.キスからのHIV感染に気をつけるにはどうすれば良いのか?
唾液の中には感染するほどのHIVが存在しませんから、唾液からHIVが感染することはありません。
気をつけることは、出血が伴う激しいキスは、HIV感染のリスクが伴います。
一般的なキスからのHIV感染はありません。
キスからHIVが簡単に感染するのであれば、キス社会の欧米でキスからのHIV感染の報告が多発しているはずです。
written by 血液の鉄人