鉄人レター 025号



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2009/9/16(No.25)
                       
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   ■■ HIV検査の正しい受け方と陽性時の検査の進め方について ■■
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 今回は、HIV検査の正しい受け方と陽性の結果が得られた時の検査の進め方につい
て解説してみます。

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 □HIV検査を受ける正しい時期

 1.リアルタイムPCR検査

 不安な行為から11日以降。

 2.第四世代の抗原抗体検査

 不安な行為から30日以降。

 3.第三世代の抗体検査

 不安な行為から12週以降。

 4.迅速(即日)抗体検査

 不安な行為から12週以降

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 □HIV検査を受ける時の注意点

 1.リアルタイムPCR検査

 HIV-2は検出できない。

 2.第四世代の抗原抗体検査

 不安な行為から30日での検査では、HIV-2の検出は出来ない。

 HIV-2に関しては、不安な行為から12週以降に検査を受ける必要がある。
 

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 □偽陰性反応の出現について

 HIVに感染しているにもかかわらず、検査が陽性とならずに陰性となることですが、
現在のHIV検査は、非常に優れた検査法ですから、検査を受ける時期を間違わなければ
偽陰性反応は出現しません。

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 □偽陽性反応の出現について

 HIVに感染していないのに、検査が陽性となってしまうことですが、HIV検査は感染者
を見逃さないために検査の感度を非常に高くしていることから、どうしても偽陽性反応
が起こってしまいます。

 また、その人の身体の状態によって偽陽性反応が起こることがあります。

 起こる原因ははっきりしていない場合が多いです。

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 □正しいHIV検査を受けるということは

 HIVに感染するような行為をした次の日から数えて、それぞれの検査を受ける時期に
検査を受けることです。

 検査を受けるタイミングを間違うと、どのような優れた検査でも正しい検査結果を
得ることは出来ません。

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 それでは続きをどうぞ
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 □HIV検査を受けて陰性となった場合、HIV感染していると言えるのか?

 検査を受ける時期を間違わず、正しい検査を受ける時期に、それぞれの検査を受けて
陰性であれば、感染はなかったと判断できます。

 検査を受ける時期が早すぎますと、幾ら検査が陰性でも感染はなかったとは言えません。

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 □HIV検査が陽性となれば必ずHIVに感染しているのか?

 偽陽性反応がありますから、一概にHIVに感染しているとは言えません。

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 □HIV検査が陽性となった時どのようにするのか?

 例えば、保健所で迅速抗体検査を受けて陽性となった場合を例に挙げて解説してみます。

 1.再度同じ血液で迅速抗体検査を実施しする。

 再検査でも陽性となれば、陽性と判定し、確認検査を行う。

 再検査で陰性となれば、検査ミスの可能性があることから陰性と判定します。

 2.1〜2週後に再度採血して検査を実施します。

 真にHIVに感染していれば、検査結果は確実に陽性となります。

 3.リアルタイムPCR検査と確認検査のウエスタンブロット法を実施して、陽性になるこ
   とを確認します。

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 □真の陽性とは?

 再度採血をして、2回以上あるいは異なるHIV検査で陽性となり、尚かつ確認試験のウ
エスタンブロット法が陽性となる必要があります。

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 □HIV検査が陽性であるにもかかわらずウエスタンブロット法が陰性となることがある
  のか?

 リアルタイムPCR検査は、非常に早い時期の感染を見つけることが可能ですが、確認試
験のウエスタンブロット法が陽性になるのは非常に遅いことから、リアルタイムPCR陽性、
ウエスタンブロット法陰性となることは良くあります。

 この場合、ウエスタンブロット法が陰性でもリアルタイムPCR検査を再度実施して陽性
であればHIV-1に感染していると判定します。 

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※まとめ※

 正しいHIV検査の受け方と陽性になったときの検査の進め方について解説してみました。

 幾ら優れた検査法でも正しく受けないと正しい検査結果を得ることは出来ません。

 また、幾ら優れた検査法でもニセの陽性反応(偽陽性反応)をゼロにすることは出来ま
せん。

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◆編集後記◆
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