鉄人レター 093号




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2015/10/31(No.93)
                      
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              ■■ HIV検査の正しい受け方 ■■
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 HIV検査の受ける時期についての質問をよく受けますので、再度確認のために正し
い検査の受け方を解説いたします。

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 □ HIV検査を受ける時期について

 検査法によって受ける時期が異なりますから、それぞれの検査法で最適な時期に検
査を受けることによって信頼できる結果が得られます。

 いくら精度や感度の良い検査法でも、受ける時期を誤れば当然信頼できる結果は得
られません。

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 □ 第三世代抗体検査の受ける時期
 
 この検査法には、エライサ法やPA法がありますが、不安な行為から12週で受けるこ
とによりHIV-1とHIV-2について信頼できる結果が得られます。

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  □ イムノクロマト法による迅速抗体検査

 この検査法も不安な行為から12週で受けることによりHIV-1とHIV-2について信頼で
きる結果が得られます。

 日本で認可されている迅速抗体検査は、ダイナスクリーン1種類しかありません。

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 □ リアルタイムPCR検査
 
 HIV-1の遺伝子の一部である核酸を化学的に増幅させて調べる検査法ですから、不安
な行為から11日以降いつ受けてもHIV-1について信頼できる結果が得られます。

 但HIV-2についての検査は、2015年時点でも出来ません。

 NAT検査は、HIV-1とHIV-2の両方を検出可能です。

 NAT検査法とリアルタイムPCR検査とは、全く異なる検査法です。

 NAT検査法は、血液センター専用の検査法で、保健所や医療機関で受けることは出来
ません。

 当サイトを含めて多くのサイトでは、リアルタイムPCR検査を一般的にNAT検査と称
していますが全く別の検査であることを認識しておいて下さい。

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 □ 検査を受ける日時の計算方法

 検査を受ける時期の計算方法は、不安な行為をした次の日を第一日目として計算して
下さい。

 1ケ月は28〜31日の日数がありますから、計算しにくいと思います。

 血液の鉄人は月数計算ではなく、1週を7日として1ケ月を4週で計算しますから、
3ケ月は12週(84日)で計算しています。

 この計算で検査を受けて以後陽性になった事例は経験していません。

 ※3ケ月を12週(84日)で計算して抗体検査を受け陰性で、3ケ月(90日と計算)で検査
を受けて陽性なった事例は経験していません※
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 □『性行為感染症検査と医学切手の部屋』では、HIV検査と主な性行為感染症の検査に
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 下さい。
 
『性行為感染症検査と医学切手の部屋』 

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それでは続きをどうぞ
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 □ 第四世代の抗原抗体検査
 
 エライサ法、免疫化学発光法等による検査法で、HIV-1の抗原であるp24とHIV-1とHIV-
2の抗体を検出できます。

 但、HIV-2の抗原は見つけることは出来ません。

 受ける時期としては、以下の二通りがあります。

 1.HIV-1の抗原を見つける場合は、不安な行為から30〜50日以内に受ければ、HIV-1に
関しては信頼できる結果は得られます。

 30日以前に受ければ、血液中のHIV-1の抗原p24の量が少なく信頼できる結果は得られま
せん。

 また、50日以上経過して受けると血液中のHIV-1の抗原p24の量が減少していることから、
感染していたとしても偽陰性反応となることがあります。

 2.HIV-1とHIV-2の抗体を調べる場合は、不安な行為から12週で受ける必要があります。
 
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 □ 迅速抗原抗体検査
 
 この検査は、2015年現在、日本で認可されているのはエスプラインしかありません。

 HIV-1の抗原であるp24とHIV-1とHIV-2の抗体を検出できます。

 但、HIV-2の抗原は見つけることは出来ません。

 受ける時期としては、以下の二通りがあります。

 1.HIV-1の抗原を見つける場合は、不安な行為から30〜50日以内に受ければ、HIV-1に
関しては信頼できる結果は得られます。

 30日以前に受ければ、血液中のHIV-1の抗原p24の量が少なく信頼できる結果は得られま
せん。

 また、50日以上経過して受けると血液中のHIV-1の抗原p24の量が減少していることから、
感染していたとしても偽陰性反応となることがあります。

 2.HIV-1とHIV-2の抗体を調べる場合は、不安な行為から12週で受ける必要があります。
 
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 □ それぞれの検査法を受けるにあたって適切な日にちより、少ない時期に受けた場合
信頼できる結果は得られるのか
 
 どのような検査法でも、受ける適切な時期があります。

 多くの方から検査を受ける適切な時期より早い時期に受けて、正しい結果が得られてい
るのかとの質問を受けますが、検査受けた人が感染していて受けた検査で見つかる抗体や
抗原が運良く(表現が適切ではないかもしれません)存在していれば陽性と出ますが、検査
で見つからない量であれば当然感染していたとしても偽陰性反応となってしまいます。

 ですから適切な時期より少ない時期に検査を受けて、陰性であったとしても真に感染し
ていないとは言い切れません。

 検査を受ける適切な時期が来れば、再度受け直す必要があります。

 検査は決められた適切な時期に受けてこそ信頼できる結果を得ることが出来ます。
 
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 □ 現在第一、第二世代の抗体検査は存在するのか

 2015年現在、日本においては第一、第二世代の抗体検査は、製造販売されていませんの
で、保健所や医療機関、検査専門の会社では実施されていません。

 今使用されているHIV検査は、第三世代抗体検査、第四世代抗原抗体検査、イムノクロ
マト法による迅速抗体検査、イムノクロマト法による迅速抗原抗体検査及びリアルタイ
ムPCR検査です。

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 □ HIV検査に影響する薬剤や健康食品

 一般的に日常服用する薬剤や健康食品が検査に影響を与えることはありません。

 入院して医師の管理のもとに多量に使用するステロイドや免疫抑制剤は、HIV抗体の体内
での産生を抑制しますが、外来で処方されるステロイド剤やそれを含む飲み薬や塗り薬が
検査に影響を与えることはありません。

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 □ HIV抗体検査を8週で受けて陰性であれば12週で受けなくても良いのか

 HIVに感染しHIV抗体が身体の中にあっても、検査で見つかる量がなければ当然偽陰性反
応となってしまいます。

 ですから危険な行為をして8週で抗体検査を受けて陰性であっても再度12週で検査を受
けておく必要があります。

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 ※まとめ※
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 1.HIV検査はそれぞれの検査で適切な時期に受けてこそ信頼できる結果が得られます。
 
 2.現在、日本においては第一、第二世代の抗体検査は使用されていません。

 3.多くのHIV検査がありますから、何を検出するかによって選択する検査法も異なり、
   受ける時期も異なります。

 4.HIV検査を正しく受けるために再度当メルマガをお読み下さい。

 
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 お手数をおかけしますが宜しくお願いします。
 
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◆編集後記◆
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