鉄人レター 153号









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2020/09/30(No.153)

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         ■■歯科治療を受けられる方の疑問点に答える■■

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 新医学と切手の極意の無料メルマガをご愛読頂きありがとうございます。

 これからも皆様方のお役に立てるよ頑張っていきますので、今後とも宜しくお願い致
します。

 今回のメルマガは、歯科治療を受けられる方がよく相談される歯科医院の感染対策に
ついての解説です。

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 □ 治療器具の滅菌・消毒について

 歯科関係の学会および歯科医師会の滅菌・消毒マニュアルに従って感染症対策を行い、
治療用器具は完全に滅菌・消毒されていますから治療の際にHIVや肝炎ウイルスや梅毒など
の感染症に感染することは考えられません。

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 □ 歯を削るドリルは大丈夫なのか

 歯科治療の際に使用されるエアタービンなどの歯を削る機械は患者の口の中に直接入る
ことから、この器具からの感染を気にする方は多くおられます。

 また他人の唾液や血液が付着した機械が使いまわしされているという噂は跡を絶ちませ
ん。

 ドリルを使い回しているというのは本当なのでしょうか?
 
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 □ 治療用ドリルとはどのようなものなのか

 歯を削る機械はハンドピースといわれる持ち手と、歯に直接あたるドリル(バー)の
部分に分割されていて、ハンドピースにドリルを取り付けて使用ます。

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  □ 治療用ドリルは完全に滅菌・消毒されているのか

 このドリルは刃の部分がもろくなり、削れなくなったら交換しますが、一般的には一
定数使います、つまり"使い回し"をしています。

 しかしこの場合の"使い回し"とは、滅菌・消毒をしないで不衛生な状態のまま、次の
患者に使用することは100%ありません。

 完全に滅菌・消毒をしてから次の患者に使用します。

 歯科医院では肝炎ウイルスやHIVなど、血液や唾液を介して感染する可能性のある病原
菌の対処が求められているからです。

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