＋============================================================================＋ ★血液の鉄人からのお知らせ★ ＋============================================================================＋ 『新 医学と切手の極意』は、サイト運営強化のためにカンパをお願いしています。 サイトを利用・当メルマガをお読みになって"お役に立てたとき"は、カンパをお願 い致します。 ↓ https://voxsangman.com/kanpa/kanpa.html ＋----------------------------------------------------------------------------＋ HIVを含む性行為感染症に関する相談がありましたら、『新医学と切手の極意』の 「電話相談室」をご利用下さい。 ↓ https://voxsangman.com/tel/tel.html また、「エイズ相談掲示板(PC専用)」でも相談を受け付けております。 ↓ https://voxsangman.com/kiyaku/kiyaku.html 携帯電話からは、「携帯電話専用エイズ相談掲示板」をご利用下さい。 ↓ https://voxsangman.com/keitai/keitai.html ＋=============================================================================＋ それでは続きをどうぞ ＋=============================================================================＋ □ それでは新型コロナウイルスのPCR検査はどのようにして検査するのか そこで新型コロナウイルスのRNAの数を「増幅サイクル数」に置き換えて検査を行います。 増幅サイクルとは、新型コロナウイルスのRNAを増やす作業のことです。 PCR検査では検体内に新型コロナウイルスが存在していれば、そのRNAを確実に捕まえなけ ればならないので、検体のなかのRNAを増やす処置行うわけです。 増幅サイクルが１回で増えなければ、２回増幅させそれでもRNAを確認できなければ、３ 回目と増幅させていきます。 日本では、国立感染症研究所のPCR検査マニュアルで基準が定められていて、40回（40増 幅サイクル数）以内で新型コロナウイルスのRNAが検出されれば、陽性と判定します。 ＋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━＋ □ サイクル数とは何 このサイクル数をカットオフ値(Ct値:Threshold Cycle)と言います ＋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━＋ □ 新型コロナウイルスのPCR検査の判定方法 41回以上増やしてようやく新型コロナウイルスのRNAが検出されても、それはコロナの RNAが「極めて少ない」と認定できるので、陰性と判定します。 ＋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━＋ □ サイクル数は国によって異なる 台湾では、増幅サイクル数を35回としています。 このことからして台湾のPCR検査が陽性と判定する基準が緩いことからして、日本で陽 性と判定された人が台湾で検査を受けると、陰性と判定されることがありえます。 因みに中国は37回で日本と台湾の間となっていますが、やはり日本より基準が緩いです。 米国は40前後で実施しています。 このように国によってPCR検査の増幅サイクルに違いがあるのは、PCR検査の国際基準が ないことに加えて、国によってコロナ政策が異なるからです。 国際的に見ても増幅サイクルを40としてる国が多いようです・ 一部の専門家からは、増幅サイクルは30〜35程度が適正だとの指摘もあります。 ＋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━＋ □ サイクル数を増やせばニセの陰性反応は出なくなるか サイクル数を陽性を出しやすい値にすると、感染者対策を厳しくできるので、新型コ ロナウイルスの封じ込めに寄与しますが、本当は感染していないのに陽性と誤判定する リスクが高くなります。 そのため偽陽性の人に迷惑がかかるだけでなく、対策コストも増えます。 一方、サイクル数を陰性を出しやすい値にすると、偽陽性の人は減りますが、偽陰性の 人が増えてしまいます。 偽陰性とは、本当は感染しているのに陰性と誤判定することです。 偽陰性の人が安心して普段の生活を送ってしまうと、感染が広がってしまいます。 素人的考えでは陽性が出やすい基準で検査するほうが良いという印象を受けますが、これ には問題があります。 PCR検査の感度を上げて陽性率を挙げると、死んだ新型コロナウイルスのRNAを検出してし まい、偽陰性反応の出現率が高くなってしまいます。 感度を上げすぎることにより偽陽性反応が増加してしまいPCR検査そのものの信頼性が無く なってしまうのです。 ＋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━＋ □ 現在の新型コロナウイルスのPCR検査の問題点 偽陽性反応が一定上起こると、検査結果が陽性となっても"またまた偽陽性に違いない "と思われてしまっては、PCR検査を実施する意義がなくなってしまう危険性をはらんでい ます。 国ごとに新型コロナウイルスのPCR基準が異なるから、検査結果に問題が生じることか らして、早く新型コロナウイルスのPCR基準の国際基準を決める必要があると思います。 もう一つ大切なことは、PCR検を行うには高度な検査技術を必要とすることと、高価な 検査機器を必要とすることも国際基準を決める妨げの要因の一つになっています。 それに加えて使う機械や試薬によっても増幅サイクルは異なることからして、増幅サイ クル数だけで断言するのは難しいと指摘する専門家もいます。 今回突如導入された新型コロナウイルスのPCR検査は、実際はまだ感染症の検査としては 不確実性の高い存在で、今後の臨床データの蓄積を経て陽性基準としての増幅サイクルも 見直されていくみのと思われます、つまりPCR検査の信頼性はそれほど高くないという事は 皆様も認識されておいたほうが良いと思います。 ＋============================================================================＋ □ HIV検査のPCR検査も信頼性はないのか?! 新型コロナウイルスのPCR検査に問題点があると指摘しますと、『それではHIV検査の PCR検査も信頼性は低いのでは』と、心配される方もおられると思います。 この心配は至極当たり前のことです。 しかしHIVが発見されて30数年経過し、その間長い年月をかけてPCR検査を含むHIV検査 の検討が続けられた結果全ての検査の信頼性は完全に確保されています。 HIV検査のPCR検査は完全に確立されていて、検査を受ける時期を間違わなければ、信頼 できる結果は得られる検査です。 ※HIVのPCR検査は、新型コロナウイルスのPCR検査とは全く別の検査で信頼性は確保さ れていると検査とご理解ください※ ＋============================================================================＋ ※まとめ※ 新型コロナウイルスのPCR検査の問題点について解説いたしました。 ＋============================================================================＋ ◆編集後記◆ ＋＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝=====＋ 最後までお読み頂き、ありがとうございました。 ご理解いだけましたでしょうか。 本メールマガジンへの感想・ご意見・ご質問・ご要望等がございましたら、ご遠慮 なくご連絡下さい。 メールを受け取り後24〜48時間以内に必ず返信致します。 ↓ ★https://tayori.com/form/454ccc126443591288d908fd4318fd414b6250fe★ 【お願い】 この機会にぜひとも無料メルマガ「鉄人レター」の購読予約をお願い致します。 購読予約は以下からお願い致します。 ↓ ★ 鉄人レター購読予約★ 【ご注意】 ★★購読予約に際しましてはフリーメールの、「Yahoo!メール」や「Gmail」は、スパム 対策を取っていま すので、送信されたメルマガが「迷惑ホルダー」に送り込まれますのでご注意下さい。 出来れば、「Yahoo!メール」や「Gmail」をご使用にならず、プロバイダのメルア ドを使用されれば確実にメルマガを受け取れます★★ 次回バックナンバーの追加掲載は2022年3月中旬を予定しておりますので、ご期待下さい！ ＋−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−＋ ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ★最後に次の点だけは、何卒、ご了承のうえご購読下さい★ ●このメールマガジンは、長年エイズ研究に従事しその間に有した経験と知識を 基にして、内外の学会・専門雑誌・各国の情報をも参考に出筆し、万全を期して おりますが、ご利用により、発生したいかなるトラブル・損失等に対しても、発 行者は一切責任を負いませんので、ご利用は自己責任でお願いします。 また、記事の一部又は全部の転載を禁じます。 ＋＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＜新医学と切手の極意 鉄人レター＞＝＝＝＋ 発行者 ： 血液の鉄人 ウェブサイト ： https://voxsangman.com/ ご意見、ご感想：★https://tayori.com/form/454ccc126443591288d908fd4318fd414b6250fe★ ＋＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＋
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