医学に関するアラカルト−その7.匂いと臭いの使い分けとは−
匂いと臭いの使い分けとは
匂いと臭いはどちらも「におい」と読み、「鼻で感じる刺激」・「ものが持っている雰囲気」を意味しています。
匂いと臭いの違いは刺激が不快か心地よく気持ちいいかにあり、不快であれば「臭い」を、心地よく気持ちがいいよければ「匂い」を使用するのが一般的です。
食べ物の「におい」を指す状況では、自分や相手の感じ方によって「匂い」か「臭い」かが別れます。
臭いの使われ方
臭いは「くさい」と読むように、ゴミの臭い・下水の匂い・部屋の嫌な臭いなど、不快に感じるにおいに使用されます。
匂いの使われ方
香水の匂い・花の匂い・美味しそうな匂いなど好ましいにおいが対象となります。
ニオイの使われ方
また、においを"ニオイ"とカタカナで書く時は、嫌なにおい(臭い)を使用することが多いです。
香りの使われ方
「匂い」は「香り」に置き換えることもできます、たとえば、『花の匂い』は『花の香り』、『コーヒーの匂い』は『コーヒーの香り』と表現することができます。
まとめ
・臭いと匂いの使い分けは、あくまでも個人の感性によって変化します、自分は「臭い(くさい)」と感じていても、他の誰かが「匂い(よいにおい)」と表現しても、
それは必ずしも間違いではありません。
・要するに、個人個人が『におい』をどう感じているかで、「臭い」か「匂い」かは変わってきます。
・香水や体のにおいについても、『香水の臭い』か『香水の匂い』、『体の臭い』か『体の匂い』、なのかは個人個人感じ方が異なるわけです。
・従って自分が感じたそのにおいが良いのか、悪いのかを踏まえたうえで、『匂い』と『臭い』を使い分けることです。
written by 血液の鉄人
記事執筆日