医学に関するアラカルト−10.医学と医療の違い−
医学と医療の違いとは
医学と医療は、よく混同されますが両者は明らかに違います。
医学とは
医学は、「体系的に組織化された知識」に該当することから学問です。
要するに医学とは、人体の構造や機能、疾病について観察研究し病気を診断・治療・予防する方法を開発する学問でなんです。
病気と戦う武器と言っても良いでしょう。
効果の高い武器を開発するのが医学と言えます。
医療とは
医療は「、体系的に組織化された方法」ではなく、医師個人の経験や勘によることから体系的に組織化された方法ではないことから医療は学問ではありません。
医学で開発された病気と戦う武器をいかに効果的に使用するかが医療です。
近年経験だけでなく統計学的に有効性が証明された"根拠に基づく医療(Evidence-based Medicine:EBM)」という新しい診療概念が重視されるようになり医療も科学に近づきつつあるとされています。
おまけ
※医学は学問であり、科学的でこれを行うのにはなんの資格もいりません。
※医療は学問でもなく科学でもありませんが、これを行うには医師・放射線技師・薬剤師・看護師・臨床検査技師など資格が必要です。
written by 血液の鉄人
記事執筆日
2022年9月25日。
医学に関するアラカルト−医学に関するアラカルト−10.医学と医療の違い−
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