性行為感染症の感染率について
性行為感染症の感染率とは
性行為感染症の感染率について解説します。
ここで言う感染率とは、コンドームなしの行為(性行為及びオーラルセックス)により感染する感染率ですが、あくまでも疫学的統計によるものですから、それぞれの行為の内容とその時の状況によって感染率は増減します。
さらにたった一回の行為からでも感染することがありますので、あくまでもひとつの目安としてください。
感染危険行為によって感染が成立する率は異なりま、これは体内に侵入する病原体の量によるもので、体液及び血液中の病原体の濃度×体液の量と比例しています。
一回の性交渉での感染率が低いと言われている性行為感染症でもたった一度の行為で感染したという事例も多く存在するということを知っておいて下さい。
1.淋病
2.クラミジア
3.梅毒
4.性器ヘルペス
男性から女性では約17%、女性から男性へは約4%で、平均10%と言われています。
5.性器カンジダ
性行為により感染する性器カンジダ症のしめる割合は5%程度と低いと考えられています。
6.膣トリコモナス
かなり高い確率で感染すると言われていますが、正式な数値は分かりません。
7.毛ジラミ
8.軟性下疳
かなり高い確率で感染する可能性がありますが、正式な数値は分かりません。
9.鼠径リンパ肉芽腫症
かなり高い確率で感染する可能性がありますが、正式な数値は分かりません。
10.陰部伝染性軟属腫
11.非淋菌性非クラミジア性感染症
かなり高い確率で感染する可能性がありますが、正式な数値は分かりません。
12.HIV
- 輸 血 90%
- 静脈注射ドラッグ使用時の針の共有0.67%
- 医療現場での針刺し事故 0.3%
- 膣を使ったセックス(女性側) 0.1%
- 膣を使ったセックス(男性側) 0.05%
- アナルセックス(受け入れ側) 0.5%
- アナルセックス(挿入側) 0.067%
- フェラチオ(受け入れ側) 0.01%
- フェラチオ(挿入側) 0.005%
- クンニンリングス(行為をする側) 0.001%
- クンニンリングス(行為を受ける側) 0.005%以下
- リミング(行為をする側) 0.001%以下
- リミング(行為を受ける側) 0.0001%以下
- キス 0.0001%以下
※【 注 意 】※
1.%は1回あたりの暴露(行為)で感染する可能性。
2.性行為・肛門性交・オーラルセックスはいずれもコンドームを使わない場合。
3.この推定確率の計算は、国内外の情報を基に血液の鉄人が作成したものですから、100%正しいとは限りませんので、参考数値としてご理解下さい。
written by 血液の鉄人
>