HIV関連神経認知障害
HIV関連神経認知障害とは
HIV感染症が慢性疾患になったことから感染者の高齢化が進む一方深刻な事態となりつつあります。
海外の報告では感染者の約半数になんらかの認知機能障害が見られることが明らかになっていることです。
これらの病態はHIV関連神経認知障害(HAND:HIV-associated neurocognitive disorders)と呼ばれていますが、いまだ不明な点も多いのが実情です。
HIV関連神経認知障害の分類
障害の程度から以下のように分類されています。
1.最重症であるHIV認知症(HAD:HIV-associated dementia)
2.軽度神経認知障害(MND:mild neurocognitive disorder)
3.無症候性神経認知障害(ANI:asymptomatic neurocognitive impairment)
HIV関連神経認知障害発症の機序
HIV感染による認知機能障害は、大脳皮質下の障害が多いとされていますが、記憶,実行,集中力など幅広い
認知領域に障害が見られ,病型の偏りは特に見られないと報告されています。
HIV感染者の認知機能低下は,高齢でHIV感染があるほど大きくなる累加効果が見られ、
手段的日常生活動作(IADL),基本的日常生活動作(BADL)などの分類基準では,加齢による機能低下への
影響が著しい累乗効果が見られます。
健康状態でも,感染期間が長期の患者ほど,心疾患,糖尿病などの併存疾患が多く,特に45歳以上でその傾
向が強くなる累乗効果が見られる。高齢になるほど多剤服薬が見られ,副作用は認知機能低下,うつ病など
が多い傾向が見られています。
HIV関連神経認知障害発症の研究の現状
HIV感染症と加齢との相関関係についての研究は始まったばかりで、今後患者がHIVと共存しつつ年齢を重ねることをどうサポートするかが大きな問題となっています。
日本国内でのHIV関連神経認知障害発症への取り組みについて
日本人AIDS患者の約4分の1がHIV関連神経認知障害との報告があります。
海外ではさまざまな観点からHIV関連神経認知障害に関する研究が進められていますが、日本ではほとんど手付かずの状況です。
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written by 血液の鉄人