21.曝露前予防とはなに?
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曝露前予防とは
HIVに感染していない人がHIV感染予防のために抗HIV薬を服用することを曝露前予防(Pre-Exposure Prophylaxis:PrEP)と呼びます。
※PrEPはプレップと発音します※
曝露前予防を実施する目的とは
曝露前予防は,HIVの新規感染を減らす有望な手段のひとつとされており,既に米国では全医療従事者を対象 としたPrEPのガイドラインもあります。
これはHIVに感染するような行為をして、まだHIV検査が陰性の時からツルバダという抗HIV薬を服用すること でHIV感染を防止することです。
例えばパートナーがHIV陽性で自身は陰性の人が、HIV感染を防止する意味で抗HIV薬を予防的に毎日飲むとい う方法もそのうちのひとつです。
曝露前予防を行う際の注意点
この治療法は定期的にHIV検査を受けて陰性であることを確認していく必要があります。
日本国内における曝露前予防の実情
日本国内では、医師、看護師などの医療関係者が、HIV患者の血液のついた注射針を誤って刺す針刺し事故に限って、 HIV感染予防として使用することができます。
一般の人がHIV感染予防としてツルバダを使用する事はできません。
ただしHIV治療としてツルバダを使用することはできます。
※日本においても自費診療でHIV感染予防のためツルバダの使用を行っている医療機関も一部にはあります※
海外に比べて日本国内では、曝露前予防に関しての整備が未だに不十分です。
曝露前予防は本当に有効なのか
この方法が優れた予防法であることは、2011年に医学誌『LANCET』でその報告がされて以来、世界的に普及してきています。
曝露前予防に使用される薬剤
ツルバダ配合錠(一般名:テノホビル・エムトリシタビン)を使用します。
この薬剤はは、核酸系逆転写酵素阻害薬であるエムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩配合錠です。
1日1回1錠の服用で効果がありますが、ツルバダの服用で100%HIVの感染を予防することは出来ません。
21.曝露前予防とはなに?
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