22.曝露後予防とはなに?
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曝露後予防とは
曝露後予防(Post-Exposure Prophylaxis:PEP)とは体内にHIVが侵入(暴露)した後に感染予防をおこなうことです。
※PEPはペップと呼ばれています※
曝露後予防を実施する目的とは
端的に言いますと医療従事者がHIV感染者の血液を採血した注射針を誤って自分自身に刺してしまった時に行う感染予防治療です。
曝露後予防を行う際の注意点
針刺し事故・コンドームなしの膣性行為と肛門性交・薬物注射の際の注射器の共有・レイプなど、体内にHIVが侵入してしまった 恐れのある行為後36時間以内(遅くても72時間以内)におよそ1ケ月間複数の抗HIV薬を服用します。
この治療法は定期的にHIV検査を受けて陰性であることを確認していく必要があります。
日本国内における曝露後予防の実情
日本国内では、医師、看護師などの医療関係者が、HIV患者の血液に汚染された注射針を誤って刺す針刺し事故に限って、 HIV感染予防として使用することができます。
※医療現場での針刺し事故の場合、労災扱いとなり費用は個人負担とはなりませんが、コンドームなしの膣性行為と 肛門性交・薬物注射の際の注射器の共有・レイプなどの場合は自費となり、およそ25万円以上を負担しなければなりません。※
曝露後予防は海外では積極的に行われていますが、日本国内では全ての医療機関では採用されていません。
曝露後予防は本当に有効なのか
要するにHIVが体内に侵入した恐れのあったときから可能な限り早い時期に抗HIV薬を服用することにより体内でのHIVの増殖を押さえ込むことになります。
適切なタイミングで曝露後予防開始して感染した事例というのはほとんどないと言われています。
曝露後予防に使用される薬剤
ツルバダ配合錠(一般名:テノホビル・エムトリシタビン)を使用します。
この薬剤は、核酸系逆転写酵素阻害薬であるエムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩配合錠です。
1日1回1錠の服用で効果がありますが、ツルバダの服用で100%HIVの感染を予防することは出来ません。
ツルバダ錠とカレトラ錠の併用の効果も確立されているため使用可能。
22.曝露後予防とはなに?
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