26.偽陽性反応・偽陰性反応・判定保留とは−3.判定保留−
判定保留の定義
検査を実施して陰性とも陽性とも判断できない場合や、その検査でのみ陽性と確定できなかった場合を判定保留と言います。
判定保留の起きる原因
1.正しく検査が実施されていない場合。
2.正しく検査が実施されているがどうしても陰性・陽性の判断がつかない場合。
3.陰性と陽性の境目の結果が得られた場合。
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HIV検査・梅毒検査による判定保留
1.イムノクロマト法の場合
肉眼で検査結果を判定する場合はどうしても判定者の主観に結果が左右されますが、この場合どう見てもはっきりした 陽性ラインは認められないが、さりとて完全にラインが存在しないでなんとなく薄いラインが認められる (認められるような気がする)場合が判定保留となります。
2.機械で検査を実施する場合
定量的検査で陽性、陰性を分ける値のことをカットオフ値と呼びますが、検査の値(カットオフインデックス)が このカットオフ値に接近した場合は、陰性とも陽性とも判断できないことから判定保留となります。
【事例】
カットオフ値 1.0
カットオフインデックス 0.99〜1.0
判定保留を防止する対策
・同じ検査法で再検査する。
・異なる検査法で再検査する。
・日を改めて採血して再度検査を実施する。
判定保留のデータが得られたときの対策
※検査キットの指示書通りに検査を実施しても判定保留はどうしても出現しますから、判定保留を防止することは出来ません ※
26.偽陽性反応・偽陰性反応・判定保留とは−3.判定保留−
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