バルトリン腺炎とは?
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バルトリン腺炎とは何ですか?
- バルトリン腺の入り口から細菌が侵入し、腺の中に感染をおこしたものが、バルトリン腺炎です。
- 感染の原因となる細菌の種類は、淋菌、ブドウ球菌、大腸菌、連鎖球菌など一般的な細菌などです。
バルトリン腺はどこにあるのですか?
- バルトリン腺は小陰唇のつけ根、膣の入り口の左右にある小さな分泌腺で、性的興奮があったときに分泌物を出す器官です。
バルトリン腺炎になるとどのような症状が出るのですか?
小陰唇外側、ときに大陰唇にまで赤くなり、腫れて痛みを伴います。
バルトリン腺炎を治療しないとどうなるのですか?
- 左右のバルトリン腺が腫れ、痛みや灼熱感、膿が溜まる事もあり、症状が進行すると、バルトリン腺の炎症だけでなく、小陰唇や大陰唇などの炎症を伴う事もあり、発熱したり、痛みで歩くことも困難となります。
- 腫れは大きくなると鶏卵大にもなることがあります。
バルトリン腺炎の検査はどのような検査があるのですか?
- 視診と腫れを触診すると、腫れがバルトリン腺と一致することで診断できます。
- 原因菌を特定するために、しこりに溜まった分泌物を注射針で吸い取り、細菌培養検査をおこないます。
バルトリン腺炎はいつ受けたらいいのですか?
- 症状がみられた場合は早めに受診する必要があります。
バルトリン腺炎の治療法はどのようにするのですか?
- 初期の場合は、抗生物質や消炎剤、鎮痛剤などによる治療がおこなわれます。
化膿し膿が溜まって腫れが大きくなった場合は、切開や穿刺を行い排膿をおこないます。
再発を繰り返す場合は、切開排膿後にバルトリン腺の出口がふさがらないよう口をつくる造袋術という手術をおこなったり、
バルトリン腺を摘出する手術をおこないます。
バルトリン腺炎になると、パートナーも検査を受ける必要があるのですか?
- 淋菌などの性行為感染症の病原菌によるバルトリン腺炎の場合、パートナーが
性行為感染症に感染している可能性があるからです。
バルトリン腺炎に感染しているとHIVに感染しやすいのですか?
- 淋菌などの性行為感染症の病原菌によるバルトリン腺炎の場合、性器粘膜がただれ生体防御バリアが壊れHIVに感染しやすくなります。
1回の性行為での感染率は?
- 必ずしも性行為によって感染することはありません。
- 膣や外陰部に細菌が多い状態では、バルトリン腺内に感染がおきやすいのですから、清潔にする様日頃から心がけることです。
何科を受診すればよいのか?
さくら検査研究所
written by 血液の鉄人