外陰ジストロフィーとは?
性病郵送キット
外陰ジストロフィーとは何ですか?
- 外陰ジストロフィーは、外陰部にかゆみを伴う白色の病変の原因疾患として代表的なもので、以前は白斑症や外陰萎縮症とも呼ばれていました。
増殖性ジストロフィー(外陰白斑症)、硬化性苔癬(外陰萎縮症)、混合型ジストロフィーに分類されます。、
- 以前は白斑症(はくはんしょう)あるいは、外陰萎縮症(がいいんいしゅくしょう)と呼ばれていましたが、現在では、外陰ジストロフィーと
言う名称も含め、あまり使われること無く、換わって細胞の異型を伴うものを「外陰上皮内腫瘍(がいいんじょうひないしゅよう)、細胞の異型が
伴わないものを「非腫瘍性上皮性疾患(ひしゅようせいじょうひせいしっかん)」と呼ばれています。
外陰ジストロフィーはどこに出来るのですか?
- 大陰唇や小大陰唇、クリトリスなどの部位に、左右対称の白い斑点として現れます。
外陰ジストロフィーの症状は?
- 大陰唇、小陰唇、クリトリスとその包皮、会陰部、肛門周辺に左右対称に平坦な萎縮性の白斑がみられたり(硬化性苔癬(こうかせいたいせん))、
大陰唇に左右非対称に肥厚性でやや隆起した灰白色の白斑が生じたりします。
これらはかゆみを伴います。
外陰ジストロフィーになる原因は?
- 一般的には、外陰部の角化の異常や、ケラチンの増加、メラニンの脱出などが原因とされています。
外陰ジストロフィーの検査は?
- 症状や肉眼所見のほか、組織の一部を採取する病理組織学的検査が行われます。
異型の有無は、顕微鏡で観察して診断されます。
外陰ジストロフィーの治療法は?
- 病変が小さければすべて切除しますが、CO2レーザーを用いて蒸散(照射した部分の細胞が瞬間的に煙を上げて蒸気になる)する治療や、
副腎皮質ステロイド軟膏の塗布などが行われます。
通常6週間以内で症状は消失し、再発することは殆どありません。
- かゆみは、かゆみ止めの抗ヒスタミン薬で取り除きます。
外陰ジストロフィーを治療しないで放置するとどうなるのですか?
- かゆみが激しいことから、かきむしりその傷口から細菌感染して別の病気を併発する危険性もあるので注意が必要です。
- 外陰ジストロフィーの中には、細胞に異常がある異型細胞のタイプもあります。
これは外陰がんに変化するおそれがあるので、詳しく組織検査をする必要がありますので放置しないことです。
外陰ジストロフィーの予防はどうすればよいのですか?
- 常に清潔にすることが大切で、下着は木綿のものにして通気が良いものを身につけるようにする。
体が温まるとかゆみが増しますので、長時間の入浴は避けましょう。
お風呂で洗う時にはぬるま湯で優しく洗い流します。
何科を受診すればよいのか?
written by 血液の鉄人