膣前庭乳頭症とは?
膣前庭乳頭症とは何ですか?
女性性器に出来るツブツブの状態のデキモノです。
膣前庭乳頭の出来る場所は?
膣前庭(膣からクリトリスにかけての小陰唇の内側部分)や膣に出来ます。
膣口周囲から小陰唇内側にかけて左右対称に多発し密集して出来ます。
膣前庭乳頭症になるとどのような症状が出るのですか?
出来るツブツブの大きさと形状は、直径1ミリ前後、長さ2〜3ミリ程度で大きさはほぼ均一です。
表面の色は正常な色で、周囲の色と変わりがなく、痛みやかゆみを伴うことがあります。
さらに、生理周期(ホルモンバランス)により形や大きさ・数に微妙に変化することがあります
膣前庭乳頭症を治療しないとどうなるのですか?
膣前庭乳頭症は、性行為により感染する性行為感染症ではなく、生理現象ですので治療の必要はまったくありません。
膣前庭乳頭症は、コンジロームに似ているために注意が必要ですが、膣前庭乳頭症の場合は、痒みや痛み、数が増えてくることはありません。
もしも痒みや痛み、数が増えてくるなどの症状が見られる場合は、コンジロームの可能性もありますので、性病科・泌尿器科・皮膚科を 受診して下さい。
膣前庭乳頭症が出来る原因は?
皮膚や粘膜の組織が増殖してできるのではないかといわれていますが、なぜ 出来るのかははっきりとは分かっていません。
膣前庭乳頭症の検査はいつ受けたらいいのですか?
膣口周囲から小陰唇内側にかけてツブツブのデキモノが出来たときに受診して下さい。
膣前庭乳頭症の治療法はどのようにするのですか?
生理現象ですので治療の必要はまったくありません。
膣前庭乳頭症はパートナーと二人検査を受ける必要があるのですか?
膣前庭乳頭症は性行為感染症ではなく無害で何の障害もありませんが、見た目に性行為感染症病を疑われたり、 見た目が悪いのでパートナーに不快に思われる事も多く、実際カップルでトラブルの原因となることがあります。
一緒に検査を受けると言うより、診察の結果を一緒に聞き、性行為感染症でないと言うことを十分理解しないと、将来このことが原因としなって 破局を迎えることになります。
また、性行為感染症である尖圭コンジローマとたびたび誤診されることがあり、本来は必要のない治療を実施され心身ともに疲れてしまう 患者さんが多いのも事実のようです。
膣前庭乳頭症に感染しているとHIVに感染しやすいのですか?
膣前庭乳頭症は、性行為感染症ではありませんので、性器粘膜をタダレさせたりしませんので、性器に膣前庭乳頭症が有っても、 HIVに感染しやすくなることは一切ありません。
1回の性行為での感染率は?
性行為感染症ではないので、性行為やオーラルセックスでは感染しません。
何科を受診すれば良いのか?
膣前庭乳頭症は、コンジロームと誤診されることが多いことから、専門の産婦人科・性病科・泌尿器科・皮膚科を受診して下さい。
written by 血液の鉄人
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