雑菌性尿道炎とは
雑菌性尿道炎とは何ですか?
尿道に細菌が感染して尿道に炎症を起こすことを言います。
非淋菌性尿道炎、非クラミジア性尿道炎とも呼ばれることがあります。
雑菌性尿道炎の感染する場所は?
男女とも尿道に感染します。
雑菌性尿道炎になるとどのような症状が出るのですか??
男性の場合、排尿時の尿道の痛みますが、尿道から膿は出ない場合が多い。
女性の場合は、自覚症状はほとんどない。
雑菌性尿道炎を治療しないとどうなるのですか?
雑菌が膀胱まで到達して膀胱炎になることもあります。
雑菌性尿道炎に感染する原因は?
大腸菌、ブドウ球菌、セラチアなど、性行為感染症を引き起こす病原体以外の雑菌に感染することにより起こります。
汚れた手などで性器をさわり、直接性器に雑菌がふれると尿道炎になります。
男性で包茎の場合、通常は亀頭が皮を被っている状態で垢がたまりやすく、雑菌が繁殖しやすい状態になり、自己感染をするときもあります。
女性の場合、排便・排尿の後、性器や肛門を拭くときに、性器に触れて大腸菌が尿道に感染することもあります。
更に、生理用品の扱い等で感染することもあります。
女性の場合は、男性に比べて尿道が短いことから、一般的に感染しやすいので、注意が必要です。
また、口内は雑菌が多く存在することから、オーラルセックスで雑菌性尿道炎を起こすこともあります。
雑菌性尿道炎の検査はいつ受けたらいいのですか?
行為の後1〜10日に症状が現れますから、検査を受けて下さい。
雑菌性尿道炎の検査はどうするのですか?
尿検査で尿中の細菌の種類を調べます。
雑菌性尿道炎の治療法はどのようにするのですか?
感染した雑菌に効き目のある抗生物質を、2〜6週間内服します。
雑菌性尿道炎はパートナーと二人検査を受ける必要があるのですか?
雑菌性尿道炎の場合、通常パートナーに感染する可能性はほとんどありませんので、二人一緒に検査を受ける必要はありません。
雑菌性尿道炎に感染しているとHIVに感染しやすいのですか?
男性の場合は、雑菌性尿道炎により尿道粘膜がタダレていれば、HIVの感染のリスクは高くなる可能性があります。
女性の場合は、性行為をする膣と排尿する器官が別であり、雑菌性尿道炎は尿道に起こることからして、HIVの感染するリスクが高くなることはありません。
雑菌性尿道炎の感染予防は?
雑菌性尿道炎は、清潔な生活を送れば感染することはなく、汚れた手などで性器に触れなければ感染は防げます。
包茎でもきちんと毎日お風呂で洗って、清潔にしておけば問題にはなりません。
オーラルセックスの際には、コンドームを使用することで感染は防げます。
肛門性交の際にコンドームを使用しないと、腸内の大腸菌により雑菌性尿道炎が起こることがあります。
1回の性行為での感染率は?
性行為感染症では有りませんが、不潔な性行為やオーラルセックス(フェラチオ・クンニンリングス)で感染します。
何科を受診すれば良いのか?
男女とも性病科・泌尿器科を受診して下さい。
written by 血液の鉄人
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