女性のデリケートゾーンのかゆみ
女性のデリケートゾーンのかゆみとは
- デリケートゾーンのかゆみの原因にとしては、「かぶれ」と「感染症」の２つがあります。
- ※今回は感染症でないかゆみについて解説いたします※
- 「かぶれ」は主に、下着による締め付けや、デリケートゾーンの蒸れ、生理用ナプキンとの接触などでも起こります。
- 一方の「感染症」は、細菌、ウイルス、真菌（カビ）などの病原体に感染することで起こります。
- 特にカンジダという真菌（カビ）による感染がよく知られています。
- 特にデリケートゾーンの皮膚は、腕や脚など他の部分と比べて粘膜に近く、下着などで常に覆われているため、湿度や温度が高まり蒸れやすい環境にあります。
- また汗や汚れもたまりやすい場所で、そのためかぶれを起こしやすく、細菌、ウイルス、真菌（カビ）などが繁殖しやすい条件がそろっているのです。
かぶれによるかゆみ
- かぶれは、医学用語では"接触皮膚炎"と呼ばれ、外部からの刺激によって炎症を起こした状態を言います。
- 皮膚は表皮、真皮、皮下組織の３つの層から出来ていて、一番外側の表皮が刺激から体を守るバリアの役割を果たしているのですが、
このバリア機能をもってしても防ぎきれない刺激があると、かぶれが起こります。
- 原因となる刺激には、皮脂や汗、温熱、乾燥などの他、体質によっては特定の物質に接触することによって起こるアレルギー性のものもあります。
- 女性の場合、生理中のナプキンやタンポンのヒモなどによる接触や経血による蒸れなどがかぶれの原因になります。
汗をかいたら、デリケートゾーンは石鹸でよく洗うべきなのか？
- デリケートゾーンを清潔に保つことは大切ですが、洗い過ぎは逆効果となります。
- その理由は石鹸がデリケートゾーンの酸性を弱め、殺菌作用を弱くしてしまいますから、デリケートゾーンを洗うときは、専用のソープを使うのがおすすめです。
我慢できないかゆみを感じたら
- かゆみの原因がすべて病気とは限りませんが、カンジダなどの感染症の可能性も考えられますので、皮膚科や婦人科を受診して調べてもらうことをおすすめします。
- 特に下着の繊維や、生理ナプキンが肌に合っているかどうかも、もう一度見直して見て下さい。
- また、市販のデリケートゾーンのかゆみ止めを使用し、改善されればそれを使用し、症状が改善されなければいつまでも使用続けずに皮膚科や婦人科を受診して下さい。
市販の塗り薬は使用しないほうが良い?
- 最近ではドラッグストアで数多くの塗り薬が市販されていますが、市販の塗り薬の中には湿疹や虫さされには使ってはいけないものもあります、
その理由は治らずにかえって悪化することがあるからです。
- 塗り薬で"消毒用軟膏"などは使用しても効果はありません、この薬は軽いニキビや軽いすりきず、きりきずぐらいでしょう。
- 勝手な判断で市販の塗り薬を使用することは、症状を悪化させることになりますので、気をつけて下さい。
- 素人判断で市販の塗り薬を使用するのではなく、皮膚科を受診して自分の症状にあった塗り薬を処方してもらうことです。
受診の際の注意点
- おりものの異常がある場合は産婦人科を、皮膚に痛みやかゆみ・発赤がある場合は皮膚科を、排尿時の痛みや尿道口に症状がある場合は泌尿器科を受診するようにしましょう。
記事執筆日
- 2021年９月23日
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written by 血液の鉄人
女性のデリケートゾーンのかゆみ│性行為感染症と間違われやすい病気??!!｜新 医学と切手の極意