マイコプラズマ性尿道炎について
マイコプラズマ性尿道炎とは何ですか?
コンドーム無しの性行為やオーラルセックスなどにより、マイコプラズマ‐ホミニス及びマイコプラズマ・ジェニタリウムによって引き起こされる尿道炎です。
マイコプラズマ尿道炎は多いのですか?
原因菌の分からない尿道炎のほとんどがマイコプラズマ性尿道炎と言われています。
感染するとどれくらいで症状が出るのですか?
潜伏期1〜5週間程度ですが、症状は出ないことが多いです。
感染するとどのような症状が出るのですか?
比較的症状は軽く、尿道の軽い痛み・痒み、尿道からの膿を認めることもあります。
女性は、子宮頚部の炎症、オリモノの異常、痒みなどです。
一般的には、クラミジアと同様に全く自覚症状がないことが多いのです。
マイコプラズマ性尿道炎を治療しないとどうなるのですか?
男性の場合は、精巣上体・前立腺といった臓器に進行し、炎症・不妊症を引き起こしたり、尿道の狭窄になる可能性が高いです。
女性の場合は、子宮頚部の炎症・骨盤内感染(卵巣・子宮・卵管など)へ進行する可能性があります。
さらに、クラミジアと同様不妊症・腹膜炎等に進行刷るリスクが高いです。
マイコプラズマ性尿道炎の検査はどのような検査があるのですか?
男性は尿検査です。
女性は子宮頚部の粘膜を擦って採取し、PCR法を用いて検査します。
マイコプラズマ性尿道炎の検査はいつ受けたらいいのですか?
ディープキスやオーラルセックスを行い、数日後に尿道に違和感があれば、直ぐに受診する必要があります。
しかし、現実は感染してもまず自覚症状がないことから、極端な話し、不特定多数の人とオーラルセックスをした経験のある人なら 感染している可能性はゼロ≠ナはないことからして、知らず知らずの感染している可能性がないとも言い切れないので、 特に風俗店を利用したことがある、 不特定多数の異性とコンドーム無しの性行為やオーラルセックスの経験のある人は、一度、しっかりと検査を受けることを強くお勧めします。
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マイコプラズマ性尿道炎の治療法はどのようにするのですか?
「マクロライド系内服剤」のすべての薬剤が効くことから、比較的簡単に治癒します。
治療期間は10日〜2週間ほどで1回の治療での治癒率90〜99%と高いです。
マイコプラズマ性尿道炎の現状は?
尿道炎を起こしている人の検査を行い病原菌が特定できない人の多くに感染が見られます。
原因が分からず、抗生物質の投与により比較的簡単に治ることから、マイコプラズマに感染していたか否かは、現実問題として全く問題にされないのです。
その為、尿道炎の原因菌は解らなかったけれども、治癒しましたということが比較的多いのがこの感染症です。
マイコプラズマ性尿道炎はコンドームで感染予防は可能?
コンドームを正しく使用すれば感染は防げます。
マイコプラズマ性尿道炎の検査はパートナーと二人でなぜ受ける必要があるのですか?
片方が感染していれば必ずパートナーと一緒に検査を受けて下さい。
共に治療しないと、片方が治っても再び感染させてしまいます。
マイコプラズマ性尿道炎に感染しているとHIVに何故感染しやすいのですか?
性器粘膜がタダレていると、粘膜の防護バリアーが破壊されて、HIVの感染確率が数十倍と高くなりますので、注意が必要です。
1回の性行為での感染率は?
1回のオーラルセックスでの感染率は、比較的高いと言われていますが、はっきりしていません。
何科を受診すればいいのですか?
男性、女性とも泌尿器科及び性病科。
written by 血液の鉄人
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