サイトメガロウイルス感染症とは
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サイトメガロウイルス感染症とは何ですか?
- サイトメガロウイルス感染症は、サイトメガロウイルスの初感染、再感染あるいは再活性化によって起こる病態で、
感染と感染症は全く異なる病態です。
- 一般的に、幼小児期に不顕性感染の形で感染し、生涯その宿主(感染者の体の中)に潜伏感染し、免疫抑制状態下で再活性化し、
種々の病態を引き起こします。
- このウイルスが感染症を発症するのは主に胎児(一部は先天性CMV 感染症患児として出生)、未熟児、移植後、AIDS患者、
先天性免疫不全患者などですが、免疫学的に正常であっても肝炎や伝染性単核症などを発症する場合があり、注意する必要があります。
サイトメガロウイルス感染症の病原体は?
- サイトメガロウイルス(Cytomegalovirus:CMV)は、ヘルペスウイルス科ベータヘルペスウイルス亜科に属するウイルスに分類されます。
- サイトメガロウイルスは、ヒトヘルペスウイルス(HHV)の仲間で、ヒトヘルペスウイルスには、1型から8型まであります。
- サイトメガロウイルスは、ヒトヘルペスウイルスの5型(HHV-5)にあたります
- 種特異性が強く、ヒト以外の動物には感染しません。
サイトメガロウイルスの感染経路は?
- 感染症感染経路は以下の二種類があります。
- 1.先天性感染
- 胎内感染があります。
- 妊娠中に母親が初めて感染し、胎盤を通して胎児に感染した場合、出産時に異常がある場合が1割程度あります。
- 2.後天性感染
- サイトメガロウイルスは、感染者の体液(唾液、涙、母乳、尿、便、血液、膣液、精液など)に周期的に排出されることから、
これらの体液との密接な接触により感染します。
- 乳幼児期などに一度感染していれば再感染しません。
- 一度感染すると再感染はしませんが、体内にウイルスが存在するため免疫力が低下すると症状が出ることがあります。
感染するとどのような症状が出るのですか?
- 男性、女性、ともに同じような症状が出ます。
- 主な症状としては、
- 倦怠感(だるさ)
- 発熱
- のどの痛み
- 首のリンパ節のはれ
- 湿疹が出る
- 肝臓や脾臓の拡大、肝機能異常など
サイトメガロウイルス感染症の治療法はどのようにするのですか?
- 治療にはCMV 高力価γグロブリン、ガンシクロビル、ホスカルネットが使用されます。
- TK を有さないウイルスのため、アシクロビルの効き目はありません。
- 抗ウイルス剤使用開始基準に関しては、それぞれの病態でかなり異なります。
サイトメガロウイルス感染症を治療しないとどうなるのですか?
- サイトメガロウイルスに一度感染すると、症状が消えて治ったように見えても、一生の間、その人の体内に生きたサイトメガロウイルスが
潜伏しています。
- ただし、通常、病気や薬によって免疫が抑制されていない限り、サイトメガロウイルスが再び活性化してサイトメガロウイルス感染症
を起こすことは、まれです。
- その為、大部分の人の場合サイトメガロウイルス感染症は、深刻な問題とはなりません。
- しかし、何事にも例外があるように、サイトメガロウイルスに感染する危険に注意しなければならない場合は、以下の三つです。
- 1 妊娠中に母親が初めてサイトメガロウイルスに感染して胎児が感染する危険。
- 2 乳幼児を相手に働く人々がサイトメガロウイルスに感染する危険。
- 3 臓器移殖を受けたりHIV感染症のために免疫が抑制状態の人がサイトメガロウイルスに感染する危険。
サイトメガロウイルス感染症の検査はどのような検査があるのですか?
- 1.mRNAを検出するNASBA (nucleic acid sequence based amplification )法
- 2.ウイルス抗原を検出するantigenemia 法
- 3.DNA 検出するPCR 法
- 4.直接ウイルスを分離する方法
- 5.ウイルス特異的IgM 抗体検査
- 保険適用になるの、はantigenemia 法とウイルス特異的IgM 抗体検査のみで、その他の検査は自費となります。
サイトメガロウイルス感染症の検査はいつ受けたらいいのですか?
- ウイルスを含む体液や血液に接触してから、20〜60日後に症状が出ますが、感染しても全く症状のでない人もあります。
- 検査を受ける時期としては、ウイルスを含む体液や血液に接触してから、20〜60日後に受ける必要があります。
- また、何らかの自覚症状を感じたら医療機関で早期診断を受ける必要もあります。
サイトメガロウイルス感染症は何故性行為感染症に分類されているのですか?
- 性行為によって膣分泌液や精液から感染する。
- オーラルセックスによっても感染する。
- 以上のことから性行為感染症のひとつに分類されています。
サイトメガロウイルスに感染しているとHIVに何故感染しやすいのですか?
- AIDSで死亡した人の約70%以上にサイトメガロウイルス感染が見られています。
- サイトメガロウイルスに感染しているとHIVに感染しやすくなるのではなく、HIVに感染して体の免疫機能が低下することにより、
サイトメガロウイルスに感染しやすくなると言うことです。
1回の性行為での感染率は?
- 単発的な接触での感染率は低いですが、繰り返し、体液などに触れることにより感染率は高くなってきます。
サイトメガロウイルス感染症の現状は?
- 従来、日本のサイトメガロウイルス抗体保有率は、欧米諸国に比して高く、乳幼児期にほとんどの人が感染を受けている状態が続いていました。
- しかし、最近ではその状況に変化が認められ、妊娠可能年齢の女性におけるサイトメガロウイルス抗体保有率は90%台から70%台に減少しています。
- このことは、乳幼児期に初感染を受けずに成人となり、伝染性単核症や妊娠中の感染により、先天性サイトメガロウイルス感染症患児を
出産する頻度が増加していると考えられています。
- サイトメガロウイルス抗体陽性の母親から出生した児の経胎盤感染の頻度は0.2〜2.2%ですが、妊娠中に初感染を受けた場合の経胎盤感染の
頻度は20〜40%と報告されており、そのうち症候性感染児は5〜10%となっています。
- ただし、新生児期に無症状であっても、難聴や知能障害のような形で発見されることがあり、早期発見が重要となります。
サイトメガロウイルス感染症の予防法は?
- サイトメガロウイルスを含む唾液・母乳・膣分泌物・精液・尿・糞便・血液を介して人から人への感染します。
- その為これらの体液に触れたあとは、よく手を洗う必要があります。
- さまざまな体液から感染することからしてコンドームの有効性は低いです。
何科を受診すればいいのですか?
written by 血液の鉄人