性感染症のための10章
−2.梅毒トレポネーマ感染でできるデキモノの10章−
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以下本文
性感染症のための10章記事について
今回から連載する『性感染症のための10章記事について』は、各性感染症についての疑問を10章に要約してわかりやすく解説していくことを 目的で連載していきますので是非とも続けてご一読下さい。
第2回目は『梅毒トレポネーマ感染でできるデキモノの10章』です。
1.梅毒トレポネーマに感染して出来るデキモノとは
初期硬結と硬性下疳があります。
2.初期硬結の出来る時期
不安な行為をしてから3週間から3ケ月以内に出来ます。
3.梅毒の初期硬結はどこにできるの
梅毒トレポネーマに侵入したところにできる、性行為の場合は性器・キスの場合は唇や口の中。
4.デキモノは痛みがあるの
まず痛みやかゆみはありません。
5.デキモノの数は
通常は1つだけですが、稀に複数個出来ることもあります。
6.デキモノの形状は
小豆から大豆くらいの大きさで中心部が非常に硬く、不自然に盛り上がっていることが特徴です。
7.自然に消えることは
初期硬結や硬性下疳は、治療を行わずに放置していても2〜3週間ほどで消えて無症状になりますが、梅毒トレポネーマは血管内に存在しているため、気が付かないうちに第2期へと確実に進行していきます。
8.初期硬結の出来る代表的な箇所とは
男性:「亀頭」「陰茎」「亀頭と陰茎の間の部分(冠状溝)」「性器周辺の皮膚」肛門
女性:「膣内」「大陰唇」「小陰唇周辺の皮膚」肛門
キスやフェラチオ、クンニリングスによって口唇や口の中、指にもできます。
9.初期硬結は出来たときのままで変化しないのか
初期硬結は、出来たときは軟骨のような硬さで中心部が特に硬いのが特徴ですが、やがて潰瘍(ただれ)に変化し、「硬性下疳」と呼ばれます。
硬性下疳はそろばんの玉をつまんでいるような角ばった硬さを感じると表現されることもあります。
10.梅毒トレポネーマに感染すると出来ものは必ず出来るのか
初期硬結が出来ない場合もあり、これを無症候梅毒といいます。
最近ではデキモノができない無症候梅毒が増加しているので注意が必要です。
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記事執筆日
2024年11月10日。
written by 血液の鉄人
性感染症のための10章−2.梅毒トレポネーマ感染でできるデキモノの10 章−
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