性感染症のための10章
−4.梅毒に対する誤った認識10章−
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以下本文
性感染症のための10章記事について
今回から連載する『性感染症のための10章記事について』は、各性感染症についての疑問を10章に要約してわかりやすく解説していくことを 目的で連載していきますので是非とも続けてご一読下さい。
第4回目は『4.梅毒に対する誤った認識10章』です。
1.梅毒トレポネーマに一度感染すると再び感染しない
梅毒トレポネーマに感染しても免疫ができないため、治療して完治しても何度でも感染する。
2.梅毒になっても症状が消えれば治っている
梅毒は治療を行わない限り自然に治癒せず、症状が消えても体内では病気は進行していて、治療が遅れるほど治療期間が長くなり、後遺症が残る可能性があります。
3.梅毒は抗生物質を使用しても完治しない
抗生物質を正しく使用すれば完治します、完治しないというのは誤りです。
4.梅毒トレポネーマはペニシリンなどの抗生物質に対して耐性化が進んでいるのて抗生物質は効き目がない
梅毒トレポネーマは抗生物質に耐性を持っていないので、ペニシリンはよく効きます。
5.梅毒トレポネーマは握手でも感染する
握手では感染しません。
6.梅毒トレポネーマ感染はコンドームで間違いなく防止できる
コンドームに覆われない箇所に小さな傷があれは簡単に感染してしまいますから、コンドームで完全には感染防止は出来ません、但し感染リスクを低下させることは出来ます。
7.梅毒のバラ疹に触れると梅毒トレポネーマに感染する
梅毒トレポネーマに感染後3か月程度経過すると、手のひら、足の裏、体幹部などに出るバラ疹(淡い赤い色の発疹)から直接感染することはありません。
8.風呂・温泉で梅毒トレポネーマに感染する
感染している人と同じ風呂・温泉に入浴しただけで梅毒トレポネーマに感染することはありません。
9.梅毒になっても死亡することはない
梅毒は梅毒トレポネーマに感染することで発症する全身性の病気で進行性の疾患で、治療をせずに放置すると感染後数年を経過すると、心臓や血管、脳などの臓器に病変が生じ、 大動脈瘤形成や大動脈破裂、神経障害といった症状を引き起こすし死に至ることもあります。?
10.梅毒トレポネーマは日常生活で知らないうちに感染することがある
梅毒トレポネーマは、性行為やオーラルセックスで感染しますが、日常生活(電車の吊り革・階段やエスカレータの手すり・トイレ・食事)で知らないうちに感染していることはありません。
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記事執筆日
2025年01月24日。
written by 血液の鉄人
性感染症のための10章−4.梅毒に対する誤った認識10章−
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