性感染症のための10章
−9.HIV感染のタイムテーブルの10章−
広告
以下本文
性感染症のための10章記事について
今回から連載する『性感染症のための10章記事について』は、各性感染症についての疑問を10章に要約してわかりやすく解説していくことを 目的で連載していきますので是非とも続けてご一読下さい。
第9回目は『9.HIV感染のタイムテーブルの10章』です。
1.HIV感染のタイムテーブルとは
HIVが人体に侵入してから症状が現れるまでの時間枠を言います。
2.HIVに感染後5日間とは
暗黒期(eclipse period:イクリプス ピリオド)と呼ばれどの検査法でも感染を証明することができない期間。
※暗黒期とは、 細胞がウイルスに感染したにもかかわらず、子孫となるウイルスを合成するまでウイルスの存在が確認できない期間※
3.感染後6〜8日の期間
核酸増幅検査(リアルタイムPCR)で検出可能とされていますが、実際は11日以降に受けることで感染を見逃すことはありません。
4.感染後13〜18日の期間
HIV-1ウイルス蛋白(p24抗原)が検出可能となる時期ですが、その量が少ないと見逃す可能性が高いことから、感染後30〜50日以内に受ければ見逃すことはありません。
※p24抗原は、HIV-1のカプシドの構造蛋白で、感染初期に検出され抗体陽転(seroconversion:セロコンバージョン)すると消失します※
※HIV抗体が体の中に出来る前の比較的初期HIV感染を検出できます※
従って第四世代のHIVの検査は不安な行為から30日以降に受ければ偽陰性は防止できます。
5.感染後20日の時期
HIV抗体のIgM抗体検出が可能となりますが、やはり血液中のIgM抗体が少ないと見逃してしまいます。
6.感染後30日の期間
HIVのIgG抗体検出が可能となりますが、やはり血液中のIgG抗体が少ないと見逃してしまいます。
7.感染後60日の期間
第四世代のHIV検査は、HIV-1の「構造蛋白」p24抗原とIgM及びIgGの抗体が検出可能とされていてp24が感染後13〜18日からわかることからして、不安な行為から3週間経過 していればほぼ判定可能と言われていますが、人によっては血液中のp24抗原とIgM、IgGの抗体の量が少ない場合偽陰性となってしまいます。
8.感染後61日以降の期間
この時期にはHIV-1とHIV-2に対するIgG抗体が体の中にできていることから感染を見逃すことはありません。
9.初期症状の出る時期
感染後2〜4週間後に現れることがあり、風邪やインフルエンザに似た症状として発熱、喉の痛み、筋肉痛、リンパ節の腫れなどが挙げられます。
しかし、症状が出ない場合や症状が出ても自然に消えてしまうこともあり、感染者全員に出るとは限りません。
HIV感染の初期症状は、一度現れた後一般的には治まることがほとんどで、収まった後に再び出ることはありません。
感染初期に出るから初期症状といいます。
10.日本国内におけるHIV-2の感染者報告は
日本国内でのHIV-2感染者は10数例(殆どが外国人)しか見つかっていません。 ※現時点までに日本国内確認された日本人のHIV-2感染症例数は2008年に2例です。
確認された2例は日本人女性であり、来日中のアフリカ系外国人との性交渉により日本国内において感染したと推測されています。
その後日本人のHIV-2感染者は報告されていません。
広告
【好評です!】 クラミジア、エイズなど・・・自宅でカンタン、匿名検査!
◆性病検査 STDチェッカー◆
検査結果はセキュリティサイト(パソコン・スマホ)で確認。プライバシー対策万全です!
記事執筆日
2025年04月27日。
written by 血液の鉄人
性感染症のための10章−9.HIV感染のタイムテーブルの10章−
│
性行為感染症Q&A
|
新 医学と切手の極意