性感染症のための10章
−11.HIV感染症と治療の大切さの10章−
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以下本文
性感染症のための10章記事について
皆さん、こんにちは! 今回も性感染症について一緒に学んでいきましょう。
第11回目は『11.HIV感染症と治療の大切さの10章』です。
今回は、HIV感染症について特に大切な「治療しないとどうなるのか」という点に焦点を当ててお話しします。
1.HIVを正しく理解する必要性
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)と聞くと、不安に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、現在の医療の進歩により、HIVは適切に管理できる病気になっています。
感染を早期に発見し、早期に治療を行えば普通の社会生活を営めるようになっています。
2.免疫機能の低下と日和見感染症の怖さを正しく理解する
HIVに感染すると、体の中でウイルスが増殖し、ゆっくりと免疫システムがダメージを受けていきます。
個人差はありますが、感染してから数年から5年程度の時間をかけて、徐々に体の免疫機能が低下していくのです。
免疫機能が弱まると、普段なら病気を引き起こさないような弱い菌やウイルスにも感染しやすくなります。これを「日和見(ひよりみ)感染症」と呼びます。
例えば、健康な人なら問題にならないような肺炎や特定の皮膚病などが、日和見感染症として発症することがあります。
3.AIDS(エイズ)の発症と治療の困難さ
免疫機能の低下がさらに進むと、「AIDS(後天性免疫不全症候群)」を発症します。
これは、免疫不全によって様々な重篤な病気が複合的に現れる状態で、一度AIDSを発症してしまうと、残念ながら抗HIV薬を使用しても十分な効果が得られないケースが多く、 命に関わるリスクが非常に高くなってしまいます。
要するに早期発見早期治療が不可欠なのです。
4.早期治療がカギ!AIDSの発症を防ぐ
だからこそ、HIV感染の「初期」に治療を開始することが極めて重要になります。
抗HIV薬を早い段階から使用することで、体内のHIVの増殖を効果的に抑えることができこれにより、免疫機能の低下を食い止め、AIDSの発症を大幅に抑えることが可能になります。
早期に治療を始めれば、HIVに感染していてもAIDSを発症することなく、健康な人と変わらない生活を送ることが期待できます。
5.U=U(ユーイコールユー)をご存知ですか?
さらに、HIV治療の最も画期的な進歩の一つとして、「U=U」(Undetectable = Untransmittable:検出限界未満=感染しない)という概念があります。
これは、抗HIV療法を継続し、血中のHIV量が「検出限界値未満」(具体的には200 copies/mL未満)の状態を6ヶ月以上維持しているHIV陽性者は、性行為を通じて 他の人にHIVを感染させることはない、という科学的に確立された事実です。
つまり、きちんと治療を続けているHIV陽性者は、パートナーにHIVをうつす心配がないということです。これは、HIVとともに生きる人々にとって、そしてその周りの人々にとっても、非常に大きな希望となるメッセージです。
6.早期発見・早期治療があなたと大切な人を守る
現在では、HIVに感染したとしても、早期に発見し、適切な治療を受けることによって、 あなた自身はAIDSを発症することなく、健康な生活を送ることができます。
性行為によっても、大切なパートナーにHIVを感染させることはなくなります。
このことを、ぜひ多くの皆さんに知っていただきたいと心から願っています。
7.早期発見、早期治療
このシンプルな言葉に、HIV感染症をめぐる現在の医療の全てが詰まっています。
少しでも不安なことがあれば、まずは医療機関や保健所で検査を受けることです。
そして、もし陽性だったとしても、すぐに治療を開始することで、あなた自身の健康を守り、大切な人を守ることができます。
8.HIVについて正しく知る
HIVに関する正しい知識を持ち、行動することが、私たち一人ひとりの、そして社会全体の健康を守ることに繋がります。
9.検査と治療が未来を拓く
HIVは、もはや「不治の病」ではなく、感染したからといって絶望する必要もありません。
HIVに感染すると一生涯体内からHIVを消すことは出来ませんが、早期発見早期治療により体内のHIVを抑え込みエイズの発症を防止し、第三者にHIVを感染させることはなくなります。
10.免責事項
このブログ記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の医療アドバイスではありませんので、HIV感染症に関するご心配や疑問がある場合は、必ず専門の医療機関にご相談ください。
おまけ
2024年1年間の、 新規HIV感染者数は664件(2023年に比べて概ね横ばい)、新規AIDS患者数は336件(2023年に比べて15%増加)でした。 新規AIDS患者数の増加は、やはり早期発見早期治療が大切であることを物語っています。
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記事執筆日
2025年07月23日。
written by 血液の鉄人
性感染症のための10章−11.HIV感染症と治療の大切さの10章−
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