献血について







献血とは病気や外傷の治療の際に輸血を必要とする人のために、健康な人が自発的に何の代償も求めず血液を提供することを言います

献血者は自発的奉仕による無償の献血を行い、献血者は献血の際の自身の安全と健康を保証されなければなりません。

また、献血は人種、国籍、宗教、性別のいかなる差別もされず、誰からも強制されることなく自主的に血液を提供します。

日本は、過去の輸血による肝炎発生の鑑み、現在では売血は一切無く、無償の献血によって輸血用血液を100%集めていますが、未だに売血によって輸血用の血液を集めている国は多くあります。

売血は血液提供者の健康を害することと、その血液の輸血を受けた患者に肝炎やHIV感染が発生することから、多くの国では国民に善意の献血を呼びかけていますが、思うように売血制度から献血制度に切り替わらない国が多く存在するのも事実です。

その為に多くの国では、国民に善意の献血を呼びかける切手を発行しています。

ここでは、世界各国から善意の献血を呼びかける献血推進切手を紹介します。


切手の解説

上部2枚の切手は献血している光景が描かれています。

下部左は善意の献血者を、右は輸血によって生命を救われた若い女性と血液が描かれています。



 
赤十字切手
1972年 フィンランド発行

献血推進切手
1986年 南アフリカ発行
 
献血推進切手
1965年 ソ連発行

赤新月切手
1993年 チュニジア発行




 





written by 血液の鉄人



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