輸血用血液の保存容器について−その1−







輸血用血液保存容器を描いた献血推進切手は世界各国から発行されています。

なかでもガラスビン製の血液保存容器が描かれた切手も多く発行されています。

日本においても最初の血液保存容器はガラスビン製でしたが、1969年にテルモが日本で初めてプラスチック製の血液保存バックを製造し、一部の血液センターで使用され、以後ガラスビンからプラスチック製バックに全て切り替えられ、現在ではガラスビン製の血液保存容器は使用されていません。

世界的に見ても先進各国は全てプラスチック製の血液保存容器に切り替えられています。

ガラスビン製の保存容器は、重たい、割れやすい、かさばる、ビンの内面が血管に似ていないことから血液の保存状況が悪くなることから、割れにくく、軽く、そしてバックの中がなめらかで血管と似ているプラスチックバック製の血液保存容器が使われるようになりました。


切手の解説

4枚の切手全てにガラスビン製の血液保存容器が描かれています。


 
赤新月切手
1964年 アフガニスタン発行

赤十字切手
1972年 オランダ発行
 
赤十字切手
1963年 スイス発行
献血者記念切手
1959年 フランス発行




 





written by 血液の鉄人



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