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26.梅毒治療に有効な抗生物質とは
日本国内における梅毒流行の現状
相変わらず梅毒の流行は止まりません。
2020年8月30日現在梅毒患者数は、3751人で依然として流行は収まってはいません。
日本国内で梅毒治療されている抗生物質について
欧米においては、ペニシリンGの筋注単回投与が一般的ですが、日本国内ではペニシリンGの筋注は使用出来ないのが実情です。
※ペニシリンGの筋注はたった一回で梅毒は完治します※
日本で注射が認可されていない理由としては、過去に注射の副作用の報告があったことが一番の理由とされています。
ペニシリンGの筋注が解禁されれば、長期の治療で脱落する患者も減り、感染の拡大に歯止めがかかると考えられるので、厚生労働省も認可をする方針と聞いていますので今後の認可が期待されます。
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日本国内で梅毒治療に使用されている抗生物質とは
現在我が国で梅毒治療が保険適用となっている経口剤はペニシリン、マクロライドとテトラサイクリン系の抗菌薬です。
経口ペニシリンでは、アンピシリン(ABPC、ビクシリン 1.5g/日)、アモキシシリン(AMPC、サワシリン 1.5g/日)がよく使用されています。
ペニシリンアレルギーのある患者に対してはマクロライドのエリスロマイシン(EM、エリスロシン 1200mg/日)、クラリスロマイシン(CAM、クラリス 400mg/日)や
テトラサイクリン系のミノサイクリン(MINO、ミノマイシン 200mg/日)などが使用されます。
治療期間は、初期であれば4週間で充分で、2期では4〜8週間を目途とする。
そのために経口合成ペニシリン剤(アモキシシリンなど)を長期間(第 I 期で2-4週間、第 II 期で4~8週間)投与することが日本性感染症学会 性感染症 診断・治療 ガイドライン(2011)推奨されています。
ペニシリンアレルギーのある人の治療はどうするのか
ペニシリンアレルギーがある場合には塩酸ミノサイクリンまたはドキシサイクリンを使用します。
妊婦の治療はどうするのか
妊婦に対しても基本的には同様に行うが、胎児への副作用のために塩酸ミノサイクリンは使用せずアセチルスピラマイシンを使用します。
妊婦にペニシリン治療を行った場合、新生児は同時に治療できたと考えてもよいが、エリスロマイシンを使用した場合には、本薬は胎盤を通過できないので、新生児は出産後改めて治療する必要があります。
梅毒トレポネーマには耐性菌があるのか
日本国内では、梅毒トレポネーマのペニシリン剤に対する耐性菌の報告はありませんが、近年欧米においてではアジスロマイシン耐性の梅毒トレポネーマの出現の報告が見られます。
梅毒治療で気をつけることとは
クラミジアの治療に使われるクラビット、オゼックスなどのニューキノロン系抗菌薬やジスロマックは梅毒トレポネーマには効力がありません。
梅毒治療に精通していない医師は、梅毒治療に有効でない抗生物質を使用していることがあるので、梅毒の治療は皮膚科で受けることをお勧めします。
梅毒治療の専門治療の診療科は皮膚科(皮膚科のみの看板を上げている皮膚科専門医)です。
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written by 血液の鉄人