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５３．内耳梅毒
内耳梅毒とは
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梅毒トレポネーマは神経に感染しやすく、聴覚に関連する神経に炎症が生じ聴覚が障害されることがありますが、
これが内耳梅毒で自覚症状は難聴・耳鳴り・回転性のめまいなどで特に耳鳴りは必ずと言ってもよいくらい起こります。
内耳梅毒の起きる時期
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内耳梅毒は中枢神経系の感染を伴う場合と伴わない場合があり、どの梅毒の病期でも起こりえます。
内耳梅毒の症状
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内耳梅毒の難聴は、音がはっきり聞こえるのに「語音明瞭度」が低下し、「お」「わ」「あ」などの聞き間違えが増える点が特徴です。
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内耳梅毒を放置すると
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耳梅毒は、一般的に耳鳴り、めまい、感音性難聴などの症状を呈し、難聴は片側または両側性で突然発症し、急速に症状が進行することもあり、場合によっては聴力が失われる可能性もあります。
内耳梅毒はどのようにして見つけるのか
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一般的な聴力検査で発覚した例もありますがこれは稀で、適切な診断のためには梅毒トレポネーマに観戦するようなリスク行動歴や梅毒感染歴などを自己申告するしかありません。
難聴やめまいを主訴とする患者の3〜6％は内耳梅毒だという報告もあります。
受診診療科は
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皮膚科や性病科で梅毒検査を受けて梅毒か否かの診断をしてもらっても、内耳梅毒の判断はできないので耳鼻科で検査と診断をしてもらうのもありでしょう。
内耳梅毒の治療
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内耳梅毒も抗生物質で完治しますから、感染するような行為をしてしまった場合は必ず適切な時期に梅毒検査を受け、感染が分かれば耳鼻科を受診されることです。
内耳梅毒は増加!!??
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現在の梅毒の大流行からして、梅毒患者の増加を背景に今後さらに増えそうだと危惧されています。
梅毒患数の著明な増加が背景にあることを加味すれば難聴・めまいの症状があれば内耳梅毒を疑って受信する必要があります。 ※内耳梅毒症例85例の検討において90.6%で難聴、52.9%でめまい症状が報告されていることから特に難聴は非常に高い確率で内耳梅毒が疑われます※
written by 血液の鉄人
記事執筆日
- 2024年02月10日。
５３．内耳梅毒│梅毒アラカルト｜新 医学と切手の極意