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５４．2023年１年間の梅毒の状況

2023年１年間の梅毒患者数

2023年の梅毒患者報告数は、感染症法に基づく調査が始まって以来、最も多い13226人でした。

梅毒患者の病期の分析

これら患者の内梅毒の病気が明らかになった12040人の病期を以下に分析します。

1.男性同性愛者　1332人

早期顕症�T　409人

早期顕症�U　469人

無症候　444人

晩期顕症　10人

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2.男性異性間　6332人

早期顕症�T　4062人

早期顕症�U　1520人

無症候　694人

晩期顕症　56人

3.女性異性間　4376人

早期顕症�T　1110人

早期顕症�U　1842人

無症候　1413人

晩期顕症　11人

以上の分析から分かること

梅毒トレポネーマに感染しても、梅毒特有の症状を引き起こさない無症候梅毒が多く存在しています。

その内訳は、


男性　1138人(1138/7664 14.8％)

女性　1413人(1413/4376 32.3％)

男女　2551人(2551/12040 21.2％)

無症候梅毒の怖さ

※無症候性梅毒とは、皮膚や粘膜に症状が現れず、血清学的にトレポネーマが存在している状態です※

梅毒トレポネーマに感染しても梅毒特有の症状が出なければ(無症候梅毒)、当人は梅毒トレポネーマに感染したという自覚がないことから、次々と梅毒トレポネーマを 感染していくことが怖いのです。

このことが梅毒患者を増加させる要因になっています。

梅毒トレポネーマ感染を知るには

性行為やオーラルセックスをしてしまった場合は、適切な時期に必ず梅毒検査を受けることです。

梅毒トレポネーマに感染しても、梅毒特有の症状がかならず出るとは限らないことは、上記に示した無症候梅毒の多さが証明してたいます。

症状から梅毒トレポネーマの感染は判断出来ないことを必ず念頭において下さい。

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written by 血液の鉄人

記事執筆日

• 2024年03月04日。
  
  
  
  
  
  
  

  ５４．2023年１年間の梅毒の状況│梅毒アラカルト｜新 医学と切手の極意